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日帰り内視鏡手術(大腸ポリープ切除)について

中島クリニックでは大腸カメラを行った際、基本的に計10mm以下のポリープに対して同日ポリープの切除をおこなっております。
大腸カメラについてはこちら

ポリープがあった場合、
その大きさ、形、場所によって切除の器具を使い分けています。
今回は大腸ポリープを切除する代表的な方法である、内視鏡的粘膜切除術EMR(Endoscopic Mucosal Resection)をご説明したいと思います。

ひらべったいポリープ

ポリープ、と一言でいっても平べったいコインのような形のものから、有茎性のさながらシメジのような(食べ物にたとえてごめんなさい)ものまで様々な形をとり得ます。

その中でも、どちらかというと平べったいタイプのポリープに対してEMRを行なう事が多いですね。

その具体的な方法は、

まず、ポリープは大腸粘膜という表面の層に出来るのですが、その下の層の粘膜下層という場所へ生理食塩水を注射します。

ポリープを浮かせているところ

大腸の壁は順に、粘膜→粘膜下層→筋層→大腸の外(腹腔)という層から成り立っているのですが、そのうちの粘膜下層だけがお水を注射されたことでふくれあがるのです。
ミルクレープ状態の層が一層だけ一部厚くなる感じですね。

なぜこんな事をするかというと、ポリープを切除するときに一番気をつけないといけないのが大腸の外まで穴が開いてしまうことです。ポリープの切除は焼いて溶かすため、やけどが筋層に及んで穴が開いてしまうこともあります。

そうならないように、粘膜下層に切りしろを作ってあげます。

ポリープを切っているところ

ポリープのある粘膜を取り残さないように粘膜下層でしっかり切りたい、でも穿孔は起こしたくない。だから、粘膜下層に注射をします。

切りしろを確保しておいて、スネアという針金の輪っかをポリープにかけます。
この輪っかはカメラの手元で操作することができ、巾着袋のひもを締めるかのように、ポリープの根っこをこのスネアで縛ります(スネアリング)。

そして、縛ったスネアに通電をして、傷口を焼き溶かしながらポリープを切除します。
切除後出血があれば状況に応じてクリップで傷口を閉じます(クリップをしなくても基本的に傷口は1週間で治ります)。

有茎性のポリープの場合は茎の部分(正常粘膜)で安全に切除できる事が多いので、注射をせずにそのまま輪っかで茎を縛って焼き切ります(医学的にはポリペクトミーという手技になります)。

ポリープ切除後

さて、この切除したポリープ、どうなるのでしょうか。
大腸の中でコロンと転がったポリープ、カメラの中に吸い込むことができます。吸引した先にはこれまたそのまんまの名前「トラップ」がセットされており、このトラップへポリープは見事に回収されます。
ですので、ポリープはしっかり回収、病理検査へ回りますのでご安心ください。

ポリープの切除中、もちろんその後もポリープを切ることに対する痛みはありません。

手術後も一定時間安静にして頂き、その後お帰り頂けます。
但し、麻酔によりふらついたりすることもありますので、当日は車やバイクなどでお越しにならないようにしてください。
逆に普段と何のお変わりもないので活動的に動きたいところなのですが、1週間は注意が必要です。

傷口が治るときには、手の擦り傷などでもそうなのですが、新生血管という細い血管が生えてきて粘膜が再生していきます。この新生血管、何せ新しいのでもろいんです。
なので、切除して3-4日経ってからでもこの新生血管が破綻して出血することがあります。これは50-100人に1人の割合で起こります。

従って、ポリープを切除した後は1週間は激しいスポーツや血の巡りの良くなること、例えば長湯やゴルフ・テニスなどのスポーツなどはは控えてくださいね。

大腸カメラを丸ごとを知っていれば怖くない!|中島クリニックの大腸検査

大腸の検査を定期的にしていますか?
大腸カメラは皆さんが嫌いな検査の上位にあがる項目ですよね。

嫌いな理由としては、苦しそう。前に受けた時に痛かった。
怖い、、などさまざまだと思います。
中島クリニックの大腸カメラは痛くない、苦しくないで定評があります。
何故、苦しくないのか、当クリニックでの大腸カメラの実際についてご説明したいと思います。

ポイントは、

  1. しっかりとした準備
  2. 適切な大腸カメラの選択
  3. 医師の技量

の3つになります。

準備をしっかりとして腸の中をからっぼにしよう

まずは、しっかりとした前準備をすることが必要です。
つまり、カメラをうける前日からのお食事と、下剤の処置になります。
なぜなら、残便が残っていると見えにくい場所ができてしまったり、
残便を吸引(カメラである程度は吸引回収できます)する時間が余計にかかったりします。

果ては、残便で視野が確保できにくくなり、腸に注入する空気量が増えてお腹の張り感が強くなってしまいます。

ですので、前処置は痛くない大腸カメラを受けて頂くにあたり重要なポイントとなります。

当院では、通常の方には前日に検査食、前日の晩・当日朝と下剤・洗腸剤を服用して頂いております。
入念な前準備の説明はこちら

お食事で食物繊維の多いものをとると、当然便の量が増えますので、
前日は消化のよいものをとって頂く方がよいのですが、個々人で準備となると悩まれる方が多いのが現状です。


中島クリニックでは、間食のビスケット、晩のおかゆ・ハンバーグといった検査食を提供しておりますので安心して食事をして頂くことが可能です。
もちろん、(味は結構好評なのですが)検査食はちょっとなぁ…という場合は前日のお食事について指導させて頂くことも可能です。

その後の下剤(ラキソベロン内用液)・洗腸剤(マグコロールP、モビプレップなど)の選択に関しては、排便が毎日ある方、便秘症の方などで医師が適切なものを選択させて頂いております。特に便秘症の方には、ある程度以前からの緩下剤の内服など、お一人お一人に応じた処置をさえて頂いております。

下剤について調査したブログはこちら
スピードの「モビプレップ」、味の「マグコロールP」

さて、患者さんに頑張って頂くのはここまでです。

適切な大腸カメラの選択~患者さんに負担の少ない良質な機器を取り入れる

続いてのポイントは
適切なカメラの選択、です。

当院では、カメラの検査は全てオリンパス社の最上位専門施設用内視鏡システム、EVIS LUCERA ELITEを使用しております。
これは、大学病院やがんセンターで使われている専門施設用内視鏡システムです。

西宮市内では、兵庫医科大学病院、県立西宮病院、西宮市立中央病院で同じ内視鏡システムが使用されています。

医療機器の進歩、とくに画像を扱う医療機器、胃カメラ、大腸カメラ、CTなどの医療機器の発達はめざましいものがあります。

最先端の技術、過去から蓄積された技術の粋、すべては最現況最新のシステムに投入されます。
画像解像度、画質分解能すべてにおいて、最新機器が最良の選択枝となります。

このシステム専用のカメラとして発売されている大腸カメラのシリーズが主に290系です。当院では主にPCF-H290ZIというカメラを用いております。

以前の大腸カメラに比してさらに口径は小さくなり(φ11.7mm)、かつポリープなどがあった際には拡大観察が110倍まで可能となりました。
検査を受ける方にとって、カメラは細い方が楽に受けることができます。
以前の大腸カメラより細いけどコシがあるので挿入しやいため、より苦痛のない検査が可能となりました。

PCF-H290ZIというカメラは、カメラは細く、非常に鮮明な画像がえられ、拡大観察もできます。
患者さんにやさしく、高画質で最良のスコープです。

過去になんどもお腹の手術をされた方、子宮内膜症や慢性憩室炎を繰り返している方は、癒着で腸管が屈曲変形しており、通常のカメラで検査が出来ないことがあります。
癒着など通常カメラで検査ができない方用に、専用のさらに細いカメラも用意しております。
直径9.2mmと世界一細い大腸カメラです。

このように、患者さんに負担が少なく、かつ精度の高い機器を使用することで、病気の早期発見にもつながるので安心して大腸カメラを受けて頂く要因のひとつとなっております。

熟練した経験と技量をもつスタッフの導入

そして最後に大事なことは医師の技量です。

これは、言わずもがな、ですね。
大腸カメラは、まず大腸の一番奥、盲腸まで挿入をしてから観察をしながら肛門まで戻ってくる検査になります。


つまり、挿入時にはできるだけ空気を入れずに奥まで到達した方が良いのですが、技術が未熟な医師の場合は次に進む場所がわからずついつい空気の量が多くなってしまいます。

そうすると、お腹の中で腸が膨らむので患者さんもしんどいですし、腸がふくらむと挿入自体が実はどんどん難しくなっていきます。

我々は、しぼんだ腸管をあたかもアコーディオンのようにたぐり寄せながら進んでいくのですが、空気がはいると当然腸をたたむことができなくなってしまいます。大腸の一番奥まで到達が困難になってしまうのです。

中島クリニックでは、内視鏡検査スペシャリストである、消化器内視鏡専門医のみが検査をおこなっております。

大腸検査の熟練度を判断する指標のひとつに検査の完遂率があります。

複雑に屈曲した大腸のたわみを解除しながら、大腸の一番奥まで内視鏡を挿入できた割合です。
大腸カメラ検査の完遂率は99.8%以上を保っております。

2016年度大腸検査完遂率は100%でした。

他院の検査がつらかった、痛みで途中で検査をやめてしまったという方も是非ご相談ください。

 まとめ

正確で楽な大腸検査のため、3つがそろうことが大切です
1. 大腸検査前の検査食、患者さんにあう下剤選択
2. 適切な大腸カメラの選択
3. 医師の技量

中島クリニックでは患者さんの不安を軽くするため、きちんと丁寧に説明させて頂いております。
従って一度診察をして事前準備を入念に行っております。
大腸カメラ検査の予約はお電話ではできませんが、大腸カメラについてお問合せがありましたらお気軽にご連絡ください。

胃カメラ検査で簡単にできる!痛くない3つのコツ

健康診断の胃バリウムで要精査になってしまった方で
とーっても不安げに診察室に入ってこられる方がおられます。
胃バリウム検査で再検査の場合、胃カメラを受けることになります。
どうしてそんなに不安なのかと患者さんに聞くと、
「あんなしんどい検査は他に無い!」と家族に言われたとか、
ひどい時には「以前の検査がトラウマになっている。」とおっしゃられる患者さんもいらっしゃいます。
胃にカメラを入れる、、、というだけで不安になってくる方も多いのではないでしょうか。

医者の方にしてもできるだけ患者さんの不安を取り除いて、楽に受けて頂きたいですので、
ここでは、胃カメラを受ける際のコツをお話させて頂きます。

もちろん、検査をする医師の技術不足による苦痛は論外です。
しかし、確かに胃カメラの検査を受けるのが得意な方と苦手な方がおられます。

胃カメラは本当にしんどい検査?不安を取り除く胃カメラを受けるポイント

胃カメラの検査を受けられる方が、しんどくない検査にするために、気をつけるポイントはこの3つだけ。

  1. とにかく肩の力を抜くこと!
  2. とにかく喉の力も抜くこと!
  3. つばは飲み込まない!

これができれば大丈夫です。
・・・って言われても、なかなか難しいですよね。
そういった方のためにコツがあるんです。

肩の力を抜く

どんなときでも緊張していると肩に力が入ってしまいますよね。
いきなり喉の力を抜くと言われても難しい事が多いです。
まずは、検査前にまずは上がっている肩を落として、肩や首回りの力を抜きましょう。

緊張しないようにしようとすればするほど、緊張してしまうものです。

サッカーやラグビー選手のフリーキック、やバッターボックスに入る野球選手を想像してみてください。
みんな緊張をほぐすためのルーチン(決まった動作)をもっています。
ルーチンとはバッターボックスに入ったイチロー選手が、
まずバットを立てる、スコアボードを見る、その後バットの先を通してピッチャーを見る、のような動作です。
複雑なルーチンは不要です、。
胃カメラ検査前のルーチン「肩を下げる」これをやってみましょう。

のどの力を抜く

中島クリニックでは主に細径内視鏡を用いた経鼻での内視鏡を行っております。
それでも、カメラが喉を通りますので、喉の痛みは無いですが物理的に「喉にカメラがある」違和感はどうしてもあります。
その時に、「痰が絡んだときに喉を鳴らしてだそうとする」ような力の入れ方をする方がおられます。
通常の生活で喉が気持ち悪いときに私たちがする行動なので、この動きをされるのは十分理解できます。
  が、胃カメラの際これは禁物です。
できるだけ、喉の力を抜いて(うどんをつるん!と飲み込む感じ)、違和感が気になる場合は目を開けて他のものに注意を逸らす事をお勧めします。
当院で使っている胃カメラは直径5.4mmの極細径カメラです。
鉛筆の直径が7.2mmです。鉛筆よりも遙かに細径です。
安心して、うどんのようにつるん!とのどを通ります。

 つばを飲み込まない

胃カメラの検査前には、喉の反射を抑えるため麻酔のスプレーを行います。

のどの反射とは、歯ブラシが喉の奥に触ったときなどにおえっとなるような反射のことです。

検査中は反射が抑えられて楽に検査を受けられるのですが、つばを飲み込むと喉の動きが麻痺しているため、むせる原因となります。

口の中につばがたまると無意識に飲み込んでしまうものですが、
胃カメラの時は、意識して、あえて飲み込まずに外に出しましょう。

口のところに受け皿を置いておりますので、遠慮する必要はありません。

顔を少しベッド側にうつむせ気味にして、出てきたつばは飲み込まずに受け皿に全て出してしまいましょう。

胃カメラは意識下鎮静で受けられるため、無理をせずに受けられる

そうは言っても上手にコツを使えない人のために、中島クリニックでは意識下鎮静という方法をおこなっております。
意識下鎮静法とは、少量の鎮静剤を使い、ほんやりした状態で検査をする方法です。
イメージとしては朝の寝起きのような感じでしょうか。

会話はできる程度の軽い鎮静ですが、不要な緊張はとれ、肩の力が抜けた状態になります。

胃カメラを楽に受ける具体的方法

元々上手に胃カメラを受けられる方も大勢おられますが、
胃カメラに苦手意識のある方は、
検査前に上記のポイントを思い返してみてください。

  1. 検査前のルーチン(肩を下げる)
  2. のどの力を抜く
  3. 口の中にたまったつばは、外に出す

この3つを意識するだけで、きっと、「胃カメラなんてたいしたことない」と思えるはずです。

 

胃やみぞおちが痛い場合の原因と考えられる7つの病気

胃がキリキリ痛む、しくしく痛む、、、など胃の辺りが痛くなったことはありませんか?

一口に「胃が痛い」といえど、考えられる病気はさまざまあります。

私たちは胃が痛いと思うことはあっても、「食道が痛い」、「十二指腸が痛い」と感じることはありません。つまり「みぞおちやお腹の上の方の痛み」=「胃の痛み」と考えるようになってしまっているのです。
胃が痛い、、、食べすぎかなあと侮っていてはいけません。
その痛みには重大な病気が隠されている可能性があるかもしれません。

1. 急性胃炎

 

まず、最初に胃の病気が考えられます。

急性胃炎とは胃の粘膜が炎症を起こしてしまい、ただれてしまう病気です。

アルコール、食べすぎ、ストレス、ウィルスなどが原因で胃がただれ、みぞおちがキリキリと痛んだりします。刺激物であるコーヒーの飲みすぎ、たばこの吸いすぎ、辛い物の食べ過ぎなども急性胃炎を引き起こす原因となります。

通常2~3日消化の良いものを摂取し、胃に優しい食生活をすることで快方に向かいます。
お酒の飲みすぎで夜更かしして、翌日朝食を抜くなど、長時間胃を空っぽになったままでいると、胃液だけが分泌され、胃粘膜が荒れるので注意しましょう。

2. 胃潰瘍

胃潰瘍とは胃の粘膜の下の筋層まで傷つく病気です。
胃潰瘍の原因としては、まずピロリ菌感染が挙げられます。

ピロリ菌に感染すると、胃壁が自分の胃酸で傷つき、穴をあけたりすることがあります。

ピロリ菌があるかどうかの診断や除菌は当院でも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

次に解熱鎮痛薬の服用が原因で胃潰瘍になる場合もあります。
解熱鎮痛薬の副作用で、胃酸が胃壁を傷つけて胃潰瘍になってしまうことがわかってきました。

気軽に解熱鎮痛薬を使わず、胃潰瘍になるリスクがあることも知っておきましょう。

また血液をサラサラにする抗血小板剤を服用している場合にも、胃潰瘍を発症することがありますので、定期的に胃内視鏡の検査をすることが必要になってきます。

3. 胃がん

頻度は低いですが胃がんの初期症状に胃痛を伴うことがあります。
たいてい胃潰瘍を伴っていることが多く、胃痛の他に吐き気や不快感、食欲不振などもあります。
但し、これらの症状は胃がんだけでなく、胃潰瘍や胃炎などでも起こりますので一概に胃がんが原因とは限りません。

4. 十二指腸炎・潰瘍

胃炎・胃潰瘍と同じような原因で生じることが多く、これらの病気でもみぞおちの痛みを生じる事があります。
胃潰瘍と違うのは十二指腸は胃に比べて壁が薄いので、深く進行して出血したり、穴が開いたりしやすいということです。
出血した場合は吐血や下血を伴います。
ピロリ菌感染による十二指腸潰瘍の可能性も高い傾向にあります。

 

5. 逆流性食道炎

逆流性食道炎でもみぞおちの痛みを感じる事があります。

逆流性食道炎は呑酸・喉のつまり感・胸焼け症状など多彩な症状を引き起こすことが知られていますが、みぞおちの痛みもその症状の一つとなります。

胃で消化される途中の食べ物が、食道に逆流することにより、食道が炎症をおこしてしまうので、
その痛みがみぞおちの痛みとなるのです。
加齢や肥満・食事の内容などによって、食道を逆流から守る仕組みが弱まってしまったり、胃酸が増えたりすることで胃液が逆流するために起こります。

 

6. ウイルス性胃腸炎や食中毒

また、随伴する他の症状によって考えられる病気もあります。
ウイルス性胃腸炎や食中毒でも胃痛(積極的に胃カメラをすることはありませんが、もし検査をしたなら急性胃炎の範疇に入るでしょう)を引き起こしますが、多くは発熱や水様の下痢、下腹部痛といった症状を伴うため多くは診察のみで診断が可能です。

胃以外の病気でも、みぞおちが痛くなる

ここまでは消化管(口から肛門までの一続きの管)の病気をご紹介してきました。
しかしながら、まだまだ私たちが「胃が痛い」と感じる病気は存在します。

7. 胆嚢炎や総胆管結石

胆嚢炎や総胆管結石といった胆道系の病気や、結石・アルコール多量摂取などが原因となる、急性膵炎といった消化管以外の臓器でも同じ場所が痛む事があります。

ざっとあげただけで、7種類の病気がありましたね。

胃やみぞおちが痛いときの検査

このうち、「胃カメラ」検査を受けた場合、少なくとも1~5までの病気は瞬時にその有無を診断することができます。

また、少し専門的になりますが、非びらん性食道逆流症や機能性ディスペプシアといった生じている症状を主体に診断する疾患も、必ず胃カメラで他の病気がない事を否定しないといけません。

軽度の胃炎やウイルス性胃腸炎であれば数日の内服治療で治癒します。

つまり、内服治療をされていても症状が遷延する場合は、漫然と内服治療を続けるよりやはり一度胃カメラをうける事をお勧め致します。

病院で医師へ伝えるべき、7つの痛みにまつわるエピソード

医者は痛みの場所だけでなく、
痛みの種類(ズキズキする痛みか、重い痛みか)、
痛みはいつから痛くなったのか
などを総合的に判断して、痛みの原因を診断したり、必要な検査をしたりします。

患者さんの痛みの場所、痛みの種類などを正確に知るために、問診、をおこなうのです。
医者から問診されても、なかなか上手に伝えられないものです。
医者から問診で、聞かれることが多い
痛みについての、詳しい内容を紹介いたします。
病院にかかるときは、以下の7項目を
自分であらかじめ、まとめておいて病院にかかるとよいでしょう

1.いつから、痛いのか
例:1ヶ月前から、
今朝突然
2.どこが痛い
例:みぞおちが痛い、
左の背中が痛い
3.痛みの時間経過
例:10分間隔で痛みが強くなったり弱くなったり
ずうっと激しい痛みが続く
4.その痛みは初めてか
例:今回は初めて
そういえば、数年前から何度も同じ痛みがある
5.どんな時に痛みが強くなる
例:普段は痛くないけれど、ご飯を食べたら痛い
深呼吸したら痛い
6.どんな種類の痛みか
例:針で刺されたような鋭い痛み
ずきんずきんする重い痛み
7.痛みの程度
例:普段わすれている程度の、軽い痛み
夜も寝られないほどの痛み

診察の時に、伝えるのが難しければ、あらかじめ紙に書いて、担当の医師へ渡してもよいでしょう。

まとめ

みぞおちの痛みイコール胃の病気とは限りません
食道、胆嚢、膵臓その他の病気のこともあります
医師へ、どのような痛みか正確に伝えましょう

 

検便でわかる?20人に1人は大腸がんが便潜血で見つかる事実

ドックや検診で便を取る容器をもらいます。
最近では、容器を検査会社に郵送するタイプの検査もあります。
2回日をかえて、取って提出する便の検査です。
便の中に目にみえないような少量でも、血液が混ざっているかどうかをチェックする検査です。

便検査の再検は無意味

便潜血検査で
陽性や+の結果で帰ってきた時にどうするべきか

コレステロール値が高いと言われたら、
食事や運動など生活習慣の改善して「再検」です。
痛風の数値(尿酸値)が高いと言われたら、
生活習慣改善後に「再検」です。

では、便潜血検査が陽性だったら
どうしましょう。
「再検」ではありません。

便潜血は便が大腸を通って出てくる途中で、たまたま付着した血液をチェックしています。
大腸に病気があっても、常に便潜血が陽性となるわけではありません。陰性のことが多々あります。

便潜血検査を再検して陰性であっても、大腸を直接診ているわけではありませんので、大丈夫とは全く言えません。

便潜血検査陽性の時、5%もの人に大腸がんが見つかります。
便潜血でひっかかった人の20人に1人に大腸がんが隠れていることになります。

(参考記事)
大腸がん検便検査(便潜血検査)『陽性』を放置するリスクを計算してみた
https://www.nakajima-clinic.com/2017/07/1620/

便潜血陽性を指摘された時は、
便潜血検査の再検は不要です、大腸カメラ(大腸内視鏡)による大腸の精密検査が必要です。

大腸がんの便検査(便潜血検査)のしくみ

便潜血検査は、大腸がん便検査ともいわれます。
大腸がんの検査といわれていますが、大腸がんがあるかどうかを調べているわけではありません。
便の中に血液が入っていないかどうか
を調べています。

非常に鋭敏な検査で、目に見える血液はもちろんのこと、目に見えない、微量の血液も検出できます。

大腸がんは非常に組織がもろく、表面からじわじわと微量の出血をしています。
その血が、便に付きます。
ひどい場合は血便として見た目に便に血が混ざっていることがわかります。
微量血液は目ではわかりませんので、これをチェックするのが便潜血検査です。

大腸がん 出血しやすい

便に血が付着する

便に血が付いているかチェックすることで、大腸癌を早期発見できる

のが便検査の原理です。

大腸がんを早期に発見するために、
便を取って、便の中に入っている血液の有無を調べます。

方法はいたって簡単です。
1.トイレで排便
2.検査キットのブラシ状の棒を便に刺す
3.違う日に2回便をとる
4.検査キットを病院や検査センターに提出

1週間ほどで結果が分かります。

大腸がんの便検査(便潜血検査)の効果

大腸がんの便検査は、検査を受けることで大腸癌の予防効果が証明されています。
便の検査を受けて放置せず、もし結果が陽性であれば、
きちんと大腸カメラで精密検査を受けることが大切です。

便潜血で陽性の時に、大腸カメラを受けることで
・大腸がんが早期発見できる
・大腸ポリープがあれば内視鏡で切除することで、将来ポリープから大腸がんになることを予防

上記の2つの効果で大腸癌での死亡率をさげることにつながります。

参考記事:便潜血検査の効果|大腸がん検便検査で3割も大腸癌死亡率が下げられる

大腸内視鏡(大腸カメラ)は楽に受けることができます

大腸カメラ、何となく恥ずかしい、痛いのではないか、など不安かもしれません。
安心してください。
昔と違い検査技術の著しい進歩のおかげで、熟練した内視鏡医が検査をすれば全く恐くない検査です。

痛くない大腸カメラ

まとめ

・便潜血検査陽性の時、便潜血検査の再検は無意味
・大腸カメラ(大腸内視鏡)での精密検査が必要

悩んでいないでお気軽にご相談ください

便秘に悩む人必見!便秘解消には角度と時間が重要なワケ

高齢化がすすむ日本では、便秘症の患者さんが年々増加しています。
下痢も辛いけれど、出ないのも辛い。

便秘の治療は薬が中心と思われているかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
薬とともに大切なことは、排便環境です。
車に例えると
・薬
・排便環境
が両輪となります。

排便環境は、
排便をする時間と、
排便するときの姿勢です。

便の出口のルートは実は折れ曲がっているので出にくいのがホント

便秘や便が出づらいとき、どのような姿勢でいきむでしょうか?
便器の上にふんぞり返った姿勢ではいきまないはずです。
前屈みになって、背中を丸めて、一生懸命いきみます。

その前屈みの姿勢が、理想の排便姿勢なのです。
肛門と直腸(おしりから入ってすぐの腸)は
真っ直ぐ立っていると、肛門と直腸が鋭角に折れ曲がっています。

なので、まっすぐな姿勢ではいきんでもなかなか便は出ません。

この曲がりは体を前に屈曲させることで、真っ直ぐになります。

そうすると便は出やすくなるのです。

 

昔の和式便所では、自然と前屈みになり、角度をつくっていたので排便がスムーズでした。
そのかわり、足は疲れますが。

今の洋式便所は、足は楽ですが前傾が浅いので
どうしても便秘になりやすいのです。

曲がっている直腸と肛門を、一直線にする理想の角度は35度になるときです。

従って35度に体を折れ曲げなくてはなりません。

しかし、35度と言ってもどんな感じかわかりにくいですよね。

理想の排便角度はロダンの考える人だった!?

有名なロダンの考える人のブロンズ像を思い浮かべてください。
肘を膝につけて、前屈み背中を丸めた姿
これが排便時の理想的な姿勢です。

ただ、前屈みになるだけではまだ角度が浅く35度になりません。

50度ぐらいにはなりまが、あと15度たりません。

そこで、足台です。
15cm位の足台を用意してください。


(引用:wikipedia静岡県立美術館)

これに足をのせると、自然と膝が上がり、角度が強くなり35度になります。
写真の赤い線を、足台に乗せることで青い線にします。

ちょっと角度がついて排便が楽になるはずです。
便秘で悩まれている方、是非足台を活用してみてください。

便秘解消には排便時間も大事|排便時間を一定にする

 

食事を食べると、食べ物が胃に入ることが引き金となって腸のぜん動(動き)が起きます。

腸が動くと便意をもよおし、トイレに行きたくなるのです。

このトイレに行きたくなる時間は、朝ご飯を食べた後です。
朝ご飯を食べずに、学校に行く、仕事に行く、
などの生活習慣は便秘の引き金となります。

また、朝ご飯をたべてトイレに行きたくなっても、時間がなく、我慢すると便意は消えてしまいます。

便は朝いくべきとの固定観念がありますが、これにこだわる必要もありません。
自分にとってトイレに行きたくなるのが夕食後であれば、その時間帯でも大丈夫です。

自分にとってのトイレにゆっくり行く時間を確保することが大切です。
その時間は朝食後でも夕食後でもいつでも結構です。

朝なら朝、夕方なら夕方、トイレに行く時間を一定にしましょう。

トイレに行く時間を一定にすることでスムーズな排便につながるのです。

 

便秘の治療薬の種類と選択

便秘の治療薬を大きくわけると7種類に分けることができます。

1.プロバイオティクス
ビオフェルミンなどのような腸の状態を整える作用で排便を期待します。

2.膨張性下剤
カブボキシメチルセルロースやポリカルボフィルなどの成分からなる薬で、膨張して、腸内の水分を便に引き込み便を出やすい状態にします。

3.浸透圧性下剤
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなど塩基性下剤とよばれるもので、マグネシウムなどの成分が腸内の水分を引き込み便を軟らかくします。
ラクツロース、ソルビトールなどの体で吸収されない糖分を成分とした薬も、腸内に水分を引き込みます。

4.刺激性下剤
センナ、アロエ、ビサコジルなどの成分は腸を刺激して、腸を動かして便を出します。

5.上皮機能変容薬
アミティーザ(ルビプロストン)、リンゼス(リナクロチド)は、小腸での体への水分の吸収をおさえます。結果、腸のなかに十分な水分が保たれ、スムーズな排便を促します。

6.消化管運動賦活薬
5-HT4受容体刺激薬である、ガスモチンは胃腸の蠕動をよくします。速効性はありませんが、スムーズな排便の一助となります。

7.漢方薬
大黄甘草湯、麻子仁丸などの漢方薬などが便秘に効果あります

ドラックストアーで売られていてよく使われているのが4番の刺激性下剤です。
有名なところではコーラックやスルーラックなどがあたります。

コーラックに含まれているのは、ジフェニル系ビサコジルの成分です。

スルーラックは、アントラキノン系のセンナを中心とする成分です。

刺激性下剤のメリット

刺激性下剤は直接大腸を刺激して、便をだします。
速効性があり、便が出た満足感も得られるのが特徴です。
詰まっていたものが一気に出ると爽快感もあり、手っ取り早いかもしれません。

病院で処方される薬のラキソベロンやプルゼニドも刺激性下剤です。

刺激性下剤のデメリット

十分な効果が得られるのは良いのですが、人間の体は刺激にはだんだんと慣れてしまいます。
以前は1錠で効いていたのに、だんだんと効かなくなり2錠に増え3錠になりと、効果が薄れてくるのが難点です。

中島クリニックでは3番の浸透圧性下剤と5番の上皮機能変容薬を中心として便秘治療を行っています。
効果不十分の時には少量の刺激性下剤を併用しています。

具体的には
酸化マグネシウム(浸透圧性下剤)とリンゼス(上皮機能変容薬)を便通状況に応じて量を調節していきます。

(参考記事)
成人の10人に1人が過敏性腸症候群|便秘型過敏性腸症候群、初となる治療薬リンゼス(リナクロチド)もうすぐ日本でも使えるようになります
リンゼス錠(リナクロチド)保険収載され2017年3月から、処方できるようになりました。

https://www.nakajima-clinic.com/2016/12/1239/

便秘を解消するための理想の排便環境とは

  • 排便時、理想の角度は35度。ロダンの考える人の姿勢+足台に足を置いた前傾姿勢で排便環境をととのえる。
  • 便秘治療は、浸透圧性下剤と上皮機能変容薬を組み合わせる

その他注意すること
・便秘と自己判断する前に、医師に相談しましょう。
甲状腺機能低下症
大腸がん
など、採血や大腸カメラで病気が隠れていないか確認する事が大切です。

ピロリ菌が見つかっても除菌すれば大丈夫? 検査と除菌方法

ピロリ菌、半濁音の「ピ」からはじまるからでしょうか。
なんだか可愛らしい響きです。

今ではピロリ菌と言えばご存じの方も多いかもしれませんが
ピロリ菌はWHO (世界保健機構) の外部組織であるIARC (国際がん研究機関) からも報告されているように
可愛らしい響きをもつピロリ菌ですが「胃がんの原因」なのです。

子供の頃に体に入ったピロリ菌は胃の粘膜に何十年と住み続けます。

ピロリ菌と胃がんの関係

ピロリ菌は、胃の粘膜に居座り続けることで、慢性的に胃炎(胃があれる状態)を起こします。

胃炎が続くと、胃の粘膜が腸の粘膜のような状態になってしまいます。

この状態は腸上皮化生とよばれ、胃がんが起きやすい状態です。

ピロリ菌が「慢性的に」ずっと胃の粘膜を刺激つづけて荒らすことが、胃がんの原因となるのです。

正常の胃

 

ピロリ菌感染

 

慢性胃炎

 

腸上皮化生

 

胃がん

意外に高い!?ピロリ菌感染による10年間の胃がん発癌率

ピロリ菌をもっている方、全員が胃がんになるわけではまりません。
研究から、ピロリ菌をもっていない人に比べ、ピロリ菌をもっていると何倍も胃がんになりやすいことが分かっています。
数字にすると、
ピロリ菌をもっているときの、発がん率は1年間で0.5%です。
0.5%と聞くと少ない印象をもたれるかもしれませんが、
0.5%は1年間の数字です。
10年で計算すると
0.5%x10年=5%
10年で5%の発癌率となります。
ピロリ菌感染者10年の間に20人に1人、胃癌がおきることになります。
かなり高い数値です。

胃がんの原因となるピロリ菌ですが、薬でピロリ菌除去することで、胃がんを予防することができます。
正確にはリスクはゼロにはなりませんが、胃がんになるリスクが30%も低下します。

中島クリニックブログ
ピロリ菌除菌による胃がん予防効果|治療効果を数値で比較してみる

自覚症状ではわからない!ピロリ菌を見つける2つの方法

ピロリ菌はこどもの頃に体の中に入り、胃のなかに何十年もの間居座り続けます。
ピロリ菌は胃粘膜の中に潜り込むよう、気配を消して隠れています。
隠れているので、ピロリ菌がいるかどうか、胃の痛みや胃違和感などの自覚症状からは分かりません。

でも安心してください。

下手な子供の隠れんぼみたいなものです。頭隠して尻隠さず、ピロリ菌がかくれていれば、なんらかの痕跡を残します。

痕跡を調べることで、ピロリ菌がいるかどうかを判定できます。


血液、便、胃粘膜など、さまざまな場所をチェックすることでピロリ菌がいるかどうか分かります。

ピロリ菌の検査方法には主に2種類あり
(1)胃カメラ(内視鏡)を用い直接胃を調べる方法
(2)胃カメラを使わず、血液、息、便から間接的にピロリ菌有無を調べる方法
があります。

ピロリ菌の検査方法について

9割以上の確率でピロリ菌を退治する方法|ピロリ菌除去に効く薬を見分ける

ピロリ菌は「菌」です。
菌には抗生物質でが効きます。

ただピロリ菌は体の中に子供の頃から居座っている、しつこい菌なので、抗生物質1種類では、なかなか消えてくれません。

ピロリ菌に効く抗生物質を2種類使って治療します。
さらに抗生剤がよく効く胃環境をつくるために、胃薬(胃酸をおさえる薬)を一緒に服用します。

当然のことですが、ピロリ菌治療には
ピロリ菌に効く(感受性がある)抗生物質を選択するこが
大切です。

2種類の抗生物質は
ペニシリン系の抗生物質、アモキシシリン
エリスロマイシン系の抗生物質、クラリスロマイシン
です。
ペニシリン系とエリスロマイシン系の異なる2種類の抗生物質を重ねることで、効果的にピロリ菌を除去します。

さらに、ピロリ菌治療には適切な抗生物質を選択することとともに、
1点重要なことがあります。

抗生物質は酸に弱いのです。

残念な事に、胃の中はpH1-2の強酸性です。
そのまま、抗生物質を投与しても効きません。
胃内のpHをあげる(中性にする)必要があります。
胃酸分泌を抑えるPPI(プロトンポンプ阻害薬)を併用します。
ボノプラザンやエソメプラゾールなどのPPIを併用することで、胃内pHが5以上にあがります。

抗生物質2種類とPPI(酸分泌抑制剤)を併用することで
・ピロリ菌に効く抗生物質を組みあせる
・抗生物質が効くように胃内のpHを上げる
の条件を満たし、除菌率を高めます

薬をのむのは1週間です。

この3種類を組み合わせた治療で、中島クリニックでは、92.5%
9割以上の患者さんの、ピロリ菌の退治に成功しています!

 

院長研究論文がヘリコバクター学会誌に受理掲載されました。「ヘリコバクターピロリ一次除菌におけるボノプラザンの有用性ー抗菌薬感受性ブレイクポイントとの関連検討ー

ピロリ菌がなくなれば胃がんにはならない?|ピロリ菌の除菌年齢との関係

ピロリ菌除菌による胃がん予防効果は、若ければ若いほど効果があります。
40才までに除菌すれは、ピロリ菌がもともといなかった人と同じくらいに、危険度が減るとの報告があります。

限りなくゼロに近づきます。

高校生や中学生を対象にピロリ菌検査をして、積極的に除菌に取り組んでいる自治体もあります。

40才を過ぎていても、心配する必要はありません。

除菌で胃がんは激減、胃がんになる危険性は1/3に減ります。
何才からでもピロリ菌除菌です。

何十年間もピロリ菌がいすわって、あらされた胃の傷が治るのはゆっくりとです。
胃がんのリスクはゼロになるわけではありません。

ピロリ菌を除菌したあとは?定期的な胃のメンテナンスを忘れずに

ピロリ菌除菌後は胃カメラによる胃の定期検診が理想です。

ピロリ菌がいなくなった=胃がんにならない
ではありません。

ピロリ菌がいたことをきっかけに胃のメンテナンスをしましょう。
年に1回の胃カメラによるチェックをおすすめします。

中島クリニックでは胃内視鏡検査を行っています。
中島クリニックでの胃カメラは痛くない胃カメラとしても定評があります。

胃カメラ予約はお電話にて予約を取ることが可能です。
お気軽にご相談ください。

下痢と便秘を繰り返す場合、大腸がん以外に考えられる病気

最近、下痢と便秘が交互に起きる・・・
便秘の後に下痢になったと思ったらトイレから出られない。
そもそも便秘や下痢は腸内環境の乱れが原因です。
また大腸がんやポリープなどの病気が隠れている場合もあります。
では便秘と下痢を繰り返す病気にはどのようなものがあるのでしょうか

下痢と便秘を繰り返す病気

下痢や便秘をきたす病気に過敏性腸症候群があります。

腸の動きが、あるとき過敏になりすぎて下痢その逆で便秘になるときがあります。

その他、下痢や便秘など便通の異常をきたす病気に大腸がんがあります。

腸の動きは自律神経で、消化が必要な時は動いて、必要ない時は休むように、無意識に調節されています。

このバランスが崩れ
動きすぎると下痢
逆に休み過ぎると便秘になります

腸の動きを調節する交感神経と副交感神経

自律神経は大きく分けると交感神経と副交感神経からなります。

敵と出会い、戦う時、全力で逃げる時に働くのが交感神経です。

敵と出会った時にトイレ(排便)に行っている場合ではありません。

交感神経がはたらくと、体ががんばれるよう、脈拍が早くなり、血圧もあがり、そして腸の運動は抑える方向「便秘」に傾きます。

敵と戦う、敵から逃げる時に、腸が動くこと(消化)は二の次です。

現代では、時間に追われて仕事をしている時、テストで緊張してている時などに働くのが交感神経です。

逆にゆったりとして過ごしている時に働くのが副交感神経です。

体を休めている時に働くのが副交感神経で、腸の動きをよくします。

腸内環境を良くするためにできること

ストレスを少なくしてリラックスする
・不安や緊張などのストレスを開放する

生活習慣を見直す
・過労や睡眠不足を解消する

 

下痢便秘、自律神経の乱れ以外の病気

下痢便秘を繰り返す病気の第1に挙げられるのが自律神経の乱れから、過敏性腸症候群です。
しかし、自律神経の乱れ以外にも便の具合が悪くなる病気があります。

例えば、便の通り道である腸が細くなると、当然便が通りにくくなり便秘になります。

このような状態になる病気に大腸がんや大腸ポリープがあります。

昔とくらべて便が細くなった、便秘などがあるのは通りにくくなる(通過障害)ためです。
大腸がんのために、逆に下痢になることもあるので注意が必要です。

狭いところに詰まりかけている便を、腸が頑張って動いて通そうとします。

無理やり通った便はうまく固まらず、下痢便状態となります。
大腸がんの時に、便秘だけでなく、下痢にあることがあるのはことためです。

勝手に自己診断するのは禁物!早めの診断が大切

下痢、便秘など便通異常をおこす病気に
大腸がん
過敏性腸症候群
潰瘍性大腸炎
などさまざな病気がかくれていることがあります。

原因を突き止めることが最も重要です。

また普段から便秘だからと下剤などを頻繁に服用していると、薬が効きにくくなり、
かえって便通障害を起こしてしまう場合も少なくありません。

下痢するから、下痢止め
便秘に、下剤
が治療ではありません。

ストレス性の過敏性腸症候群であれば、生活リズムの改善、睡眠、食生活を見直すことからです。

薬としては、
腸の動きを整える薬、
便の水分を調節する薬、
自律神経の緊張を和らげる薬
などもあります。

過敏性腸症候群による下痢、便秘であれば
生活習慣の改善、薬が治療の中心となります。
もちろん手術は必要ありません。

一方大腸ポリープや大腸がんによる、大腸の狭窄からくる便通異常であれば、早急に手術などが必要となります。

原因の特定には、大腸カメラが重要です。
大腸カメラで直接大腸を調べ、原因を特定します。
そして適切な治療を受ける必要があります。

大腸検査は痛くない検査

大腸の検査と言えば、大腸にカメラを入れる大腸内視鏡検査になります。

できれば避けて通りたい検査の代表かもしれません。
インターネットで「大腸カメラ」と検索したら、大変だったとか辛いなどの記載が見つかるかもしれません。

そのような話は、大腸カメラが始まった何十年も前の話です。

内視鏡検査技術の進歩により、熟練した医師が検査を行えば、大腸カメラは想像するようなしんどい検査では全くありません。

中島クリニックでは楽に大腸カメラを受けて頂けるよう様々な工夫をしております。

痛くない大腸カメラ検査

直接大腸の粘膜を調べるカメラの検査は精密で、正確な大腸の検査です。

便通がおかしいな?と思ったら迷っていないで検査する勇気を持つことが大事かもしれません。

40才を過ぎたら大腸カメラの検査をおすすめします。

便検査で陽性になった場合受けるべき検査は?|大腸がんかも?と不安になった場合

毎年職場の健康診断や人間ドックで便検査しますよね。

大腸がんの便検査とも呼ばれています。

何を調べているかご存知でしょうか。

大腸がんを調べているわけではありません。

便の中に目に見えないような微量の血液が混ざっていないかを調べています。
大腸がん便検査、正式名称は便潜血検査、と呼ばれるのは、潜血(血液)を調べているからです。
ポリープ、大腸がんや腸のキズなどから出血があれば便検査陽性となります。

便検査の結果が
+ や 陽性
の場合、どうすればよいでしょうか

大腸の検査~大腸がんやポリープの検査が必要です

健康診断でコレステロールが高ければ、まずは、食事、生活習慣を見直した後に再検査です。

便検査陽性なら、どうしましょう

コレステロールのように、もう一度再検査でしょうか
「いいえ」

再検して、結果がマイナス(-)でも安心できません。

検便検査は便に、ポリープや腫瘍からの出血が偶然付いたものを検知しています。

再検して陰性でも、大腸に病気がないことを示しているわけでなないのです。
どこからの出血か、大腸カメラで大腸を精密検査が必要です。

大腸内視鏡検査の方法

大腸カメラを受けるためには、前日から準備が必要です。

胃は食事を抜くと、空っぽになります。
胃カメラ検査の時は特別な準備(前処置)は必要ありません。
予約した日の朝ご飯を抜いて、病院にいくと検査を受けることができます。

ところは、大腸はいくら食事を抜いても、空っぽになってくれません。

大腸の中には常に便がたまっています。
もし検査前に、キノコや根菜類をたべると、そのまま大腸に残り、精密検査の妨げとなります。

(当院大腸前処置について)
https://www.nakajima-clinic.com/medical/coloncamera/

検査の時、腸に食べ物をが残らないように、検査前日には、大腸検査用に特別に作った食事を食べます。

この特別な食事は低残渣食(ていざんさしょくといわれるもので、消化の悪いものや繊維質を抜いているため、大腸に食物残渣が残りません。

大腸検査当日に行う前処置について

検査当日、1.5~2.0リットル程、腸内の便を洗い流す、洗腸液を飲みます。
濃い砂糖水のような味がする洗腸液を、2時間ほどかけてゆっくりと飲みます。
5-6回、多い人で10回以上、トイレに行きます。
途中から便はほとんど含まれなくなり、水みたいな便になります。

便が水みたいにきれになれば、準備完了です。

これで、大腸カメラで、腸のなかをすみずみまで観察することができます。

大腸カメラ(大腸内視鏡)は楽に受けることができます

大腸カメラ検査は、すごく大変な検査と思われている方もありますが、約20分程の検査です。
痛い検査でもありません。

中島クリニックでは楽に検査を受けていただけるように、検査の時に使う腸の中にいれるガスを工夫しています。

大腸は普段はしぼんだ風船のような状態です。
しぼんだ状態では腸の中がよくみえません。
腸のなかをすみずみまでみるために、風船をふくらませるように腸の中に空気をいれます。
腸の中に空気をいれるのが、検査後お腹がはったり、人によっては痛みの原因になることがあります。

腸の中に空気をいれると、この空気が吸収されるのに時間がかかります。
これがしんどさの原因になります。

これを解決、検査を楽にする方策があります。

空気の代わりに、炭酸ガスを用います。

炭酸ガスは空気の200倍もはやく吸収されます。
炭酸ガスを用いると、
腸内が膨らんで精密検査できる
検査後は、200倍の速度であっと言う間に吸収してお腹のはり感、痛みを残さないんです。

内視鏡用炭酸ガス送気装置
https://www.nakajima-clinic.com/2013/09/207/

大腸カメラ検査、検査の正確さを高めるために、
検査前日に検査食、当日に洗腸液を飲んで準備は必要です。

しかし、大腸カメラ検査、痛みのない、しんどくない検査です。

大腸がんは、早期(ステージI)で見つかれば90%以上完治できるがんです。

大腸がんは早い段階で発見できれば治すことができるがんです。

しかし、自覚症状が乏しいため進行してから見つかったり、怖いからといってそのままにしておいて進行してしまうことが多いのが現状です。

大腸がん検査は前の日に準備や当日も前処置があるので、ハードルが高く感じてしまうことがあると思いますが、悩んでして知らず知らずの間に病気が進行してしまうことは防がなくてはなりません。

ゆえに、検診で便検査が陽性になった場合、早期に受診して早期に発見することが大切なのです。

中島クリニックでは、まず受診していただき、大腸検査の予約を取りますのでお越しいただいた時に不安なことや気になることなどをご相談ください。
患者さんの不安を取り、安心して検査を受けて頂けるよう配慮しております。
悩んでいないでお気軽にご相談ください。

胃カメラは痛い? 苦しい?|苦しくない胃内視鏡検査を受けるコツ

胃の調子がすぐれない
胃が重い
市販の薬をのんでも効かない
こういった症状があって気になったことはありませんか? 心配なときは、胃カメラを受けて適切な治療を受けましょう。

胃カメラで、直接胃を診て痛みの原因を調べましょう。
と伝えると

胃カメラで精密検査したいのですが
「痛くないですか」「苦しくないですか?」
と心配されることがあります。
痛みに対する恐怖心をもっている方が、女性に多いですね。

でも、ご安心ください!

胃カメラは、痛くありません。

つるっとのどの奥を通って、入っていきます。
胃カメラを上手にものことができます。

胃カメラは苦しくもありません。

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