胃がん血液検査(ペプシノーゲン検査)

「今は血液で胃がんが分かる時代なのですねぇ」と患者さんが非常に感心した様子で話されます。「いや、胃癌は血液検査では分からないのですよ、やはり胃カメラで直接胃を調べる必要がありますが」と伝えながら、話をよく聞くと「ペプシノーゲン検査」の事を何かの記事で読まれたそうです。今回は「ペプシノーゲン検査」についてのお話です。
ドックなどでは胃癌血検査と書かれている事もあります。残念ながら胃癌が直接分かる血液検査ではないのですが、胃ガンになるリスクが高いかどうか(胃ガンになりやすいかどうか)を的確に判断することができます。
胃ガンに成りやすい成りにくい体質は何の差でしょうか?胃はピロリ菌(胃潰瘍、胃ガンの原因菌)感染や加齢によって、胃の粘膜が薄くなる萎縮(いしゅく)を起こします。胃ガンは、胃は萎縮の無い健康な胃よりも遙かに萎縮した胃に出来やすい事が分かっています。胃ガンに成りやすい成りにくいの差は、萎縮の有無なのです。この萎縮が有るか無いかを調べるのがこの「ペプシノーゲン検査」です。
「ペプシノーゲン検査」はペプシノーゲンIの値とI/IIの比率で判定、ペプシノーゲンIが70以下かつペプシノーゲンI/II比が3以下を陽性と判断します。ペプシノーゲン検査陽性者からの胃がんの発見率は1%前後と言われています。特にペプシノーゲンI/II比が大切で、I/IIの比が低くなればなるほど(萎縮が進行すればするほど)発癌率があがります、1以下になると胃がんの発見率が3%前後になるとの報告もあります。
ペプシノーゲン検査陽性が胃がんで有ることを示すわけではないので過度に心配する必要はありませんが、結果が陽性であればさらに詳しく胃カメラ(胃内視鏡検査)などの精密検査を受けて胃がんの早期発見に努めることが大切なのです。
逆にペプシノーゲン検査陰性の方は(萎縮が無いか、殆ど無い)、毎年の胃カメラやバリウムでの健診回数を3-5年に1回に減らせるのではないのかと言う試みも一部の健診機関で行われています。いくら医学が発達して胃カメラが細くなり、鼻からの胃カメラも登場、検査が楽になったとはいえ出来れば検査は避けたいと言うのがホンネでしょうから。
胃がんのリスクを判断できるペプシノーゲン検査はドックや健康診断と同じで健康保険外の自費ですが、血液(採血)で簡便に調べられるので非常に有用な検査ですね。

胃・大腸の検査をバリウム検査や便検査だけですませていませんか

胃カメラ胃の検査をバリウム検査だけですませていませんか? 胃カメラ検査(胃内視鏡検査)でないと見つけられない病状あります。
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大腸の検査を便検査(便潜血検査)だけですませていませんか? 大腸カメラでがんの早期発見、大腸ポリープを切除することで大腸がんの予防ができます。
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