当院では直径9mmの胃カメラにて検査を行っておりましたが、今年から、鼻からの胃カメラ、経鼻カメラを行っております。従来のカメラも直径9mmと、少し前のカメラの経が1cmを越える太さと比べると十分に細行く飲み易かったののですが、鼻から通す胃カメラはさらに細く直径5mmです。



写真を見ていただくと分かる様に、直径が9mmから5mへと半分ですが、面積はπr2なので径が半分になると断面積は1/4になるので相当細くなります。
患者さんには診察の時に「胃カメラは少し太い稲庭うどん位の太さなので誰でも飲めますよ」と説明しておりましたが、最近は「遂に胃カメラは稲庭うどん並の細さになりました」と冗談交じりで説明しています。
5mmの細さとなると、喉の所でタイミングを合わせて胃カメラを飲み込むと言う感じではなく、ゆっくりと、丁寧に内視鏡を操作して喉の奥にカメラの先端を持っていくと、つるっと喉の奥を通る感じです。えづきやすい喉の奥をすんなりと通りますので、えづくことも殆どありません。
歯をみがくだけでもえづくような、非常に喉の敏感な方でも、全くと言って良い程、咽頭反射が起きないのが鼻から入れる胃カメラの特徴です。「私は反射が強くて胃カメラは苦手」「昔受けた胃カメラが辛くて辛くて」ち言う方でも鼻から入れる胃カメラは安心して楽に受けていただく事ができます。