患者さんからの大切な質問

診察の最後に「何か気になる事や質問ありますか?」と声をかけた時に、患者さんから何気なく相談受ける内容が、非常に重要な事が結構あります。

1.喘息で通院中のお母さんが遠慮がちに「子供がハムスターを飼いたがっているのですがどうでしょう」

2.糖尿病でインスリン自己注射中の患者さんが「子供が旅行に連れて行ってくれると言っているのですが無理ですよね」

3.狂犬病ワクチンを東南アジア一人旅前に受けた若者が「狂犬病ワクチン受けていても、もし犬にかまれたらワクチン打つ必要あるのですよね」

何れも何気なく聞かれた内容ですが、実は非常に大切な質問なのです。

1.屋内犬ブームの影響でこの相談増えています。ハムスター可愛いです、子供のためにも気持ち的には飼ってあげたいところです。しかし喘息の方に、ハムスターや屋内犬を飼うのは余りすすめられません。春秋の毛が抜け替わる時にやはり喘息悪くなってしまいます。もしすでに飼っている方であれば共生する方法を一緒に考えます。春秋の季節の家を掃除の際は薬局などでサージカルマスクを買っていただいてマスクを使うのも喘息予防に役立ち、ペットと共生する一助です。喘息の治療は、薬を飲んだり、吸入薬を吸ったりする事ももちろん大切ですが、生活習慣、環境にも目を向けて一緒に取り組んでいく事を患者さんから再認識させられた質問です。

2.旅行もちろんOKです。旅行先で万が一低血糖を起こした際の過ごし方(すぐにジュースを1/2缶程飲むか、手持ちグルコース内服)を再度患者さんに確認いたします。国内旅行ならインスリン量の調節は不要ですが、海外旅行なら旅行先、機内でのインスリン量をどうするか(東方向への旅行、西方向への旅行、時差の程度でインスリン量の増減が必要になります)を説明します。海外旅行となるとインスリン量がやや複雑になりますが、旅行に行けない訳では全くありません。糖尿病の治療はもちろん大切ですが、さらに生活の質を高めるお手伝いするのも内科クリニックの役割です。

3.これも実は非常に重要な質問です。A型肝炎ワクチン、麻疹ワクチンなどワクチンはそもそも感染を予防するためのものですが、狂犬病ワクチンに関しては少し意味合いが異なります。狂犬病ワクチンを受けていれば、病気をもった犬に噛まれても感染しない、と言うわけではないのです。では何のためのワクチンか?それは噛まれた後の処置が異なるのです。ワクチンを受けていなければ、狂犬病ガンマーグロブリン+狂犬病ワクチンを打って予防します。ワクチンを受けていれば、狂犬病ワクチン接種のみです。ここまで読んだ方は、狂犬病ガンマーグロブリンを打つか打たないかの差だけなら、前もってのワクチンは要らないと思うかもしれませんが、これからが大切です。
犬に噛まれるのは、多くは田舎や郊外です。都市圏と違い近くに大病院がなく、狂犬病ガンマーグロブリンが手に入らない事が多い事が問題なのです。ですので、かなり本格的な一人旅などをする方は前もってワクチンを受けておくことが必要なのです。この若者には、万が一噛まれた時は絶対に放置しない事、その後の処置の方法(ワクチン接種回数、間隔)のコピーを渡して説明いたしました。あと、犬以外ではコウモリも注意する必要があることもお話しました。

患者さんのさりげない一言から、診療の質が高まる事に気づく日々です。これからも気になる事あれば遠慮なくご相談ください。

付記:狂犬病ワクチンは国内備蓄ワクチン不足のため入手できず、現在渡航前接種は出来ない状況です。

胃・大腸の検査をバリウム検査や便検査だけですませていませんか

胃カメラ胃の検査をバリウム検査だけですませていませんか? 胃カメラ検査(胃内視鏡検査)でないと見つけられない病状あります。
胃カメラが怖いと思っている方も、中島クリニックでは鼻から入れる経鼻胃内視鏡検査を行っていますので楽に受けていただけます。
大腸の検査を便検査(便潜血検査)だけですませていませんか? 大腸カメラでがんの早期発見、大腸ポリープを切除することで大腸がんの予防ができます。
大腸カメラが痛い検査と思っている方も、中島クリニックでは意識下鎮静法を用いた大腸内視鏡検査を行っていますので楽に受けていただけます。
胃カメラ検査の予約は電話で出来ます。
大腸カメラの予約は診察が必要です。電話で予約できません。
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休診日:木曜・日・祝