バファリンとアスピリンの微妙な関係

問診票には必ずアレルギーを確認する欄があります。今まで、病院や歯医者さんでもらった薬でアレルギー症状が出た事がありますか?今まで、薬や注射でアレルギーを起こしたことがありますか?などです。もし今まで飲んだ薬で蕁麻疹などアレルギー症状が出たことがある方であれば、その薬はもちろんのこと、その薬と似た骨格を持つ薬を避ける必要がるので、アレルギーに対する問診は大切です。

抗生物質で蕁麻疹やアレルギーが比較的多いのですが、バファリンで顔がむくんだ、蕁麻疹が出たなど痛み止めのアレルギーも結構あります。アスピリン喘息と言って、アスピリンなど痛み止めを飲む事で喘息が悪くなる体質の人もいます。頭痛、歯痛、膝の痛み、発熱時、痛み止めは様々な時に使う薬ですので、アレルギーの有無を正確に知っておくことは大切です。

バファリンって何ですか?と言う人はいないはずです。「頭痛にバファリン」のコマーシャルでも有名な薬です。でも、バファリンの成分は何ですか?と聞かれるとちょっと戸惑ってしまう人もいるのではないでしょうか。

バファリンは、アメリカの製薬会社が、アスピリン(アセチルサリチル酸)と胃を保護する制酸成分を合わせて作った痛み止めの商品名です。胃を保護する(緩衝する)buffer+アスピリン(aspirin)を足して、buffer+inでバファリンと名付けました。
と言う事で、バファリンの成分=アスピリン(アセチルサリチル酸)と思っていいのですが、必ずしもイコールでないことがあるのです。

アスピリン(アセチルサリチル酸)は安くて、良く効くので重宝され、大人用の
バファリン(アスピリン330mg含)、子供には、小児用バファリン(アスピリン81mg含)として広く使われていました。さらに、大人が少量のバファリンを長期間飲むと、血栓予防の効果が有ることが分かり、狭心症や脳梗塞後の治療や予防に大人が「小児用バファリン」を内服していました。子供も大人も飲むバファリン、さらに大人も小児用バファリンを飲む。ちょっとややこしくなってきました。

広く使われてきた小児用バファリンですが、頻度は非常に低いのですがインフルエンザ時にバファリンを内服した子供にライ症候群と言う原因不明の脳症を起こしやすいのではないか、と言う事が言われはじめました。子供にバファリン投与は念のために行わないこととなり、2000年に小児用バファリン(病院で処方する医薬品)としてのが無くなりました。血栓予防に小児用バファリンを内服していた大人は困るので、小児用バファリンと同じものを(アスピリン81mg含)をバファリン81mg錠として使われる様になりました。
大人へ、バファリン(正確にはバファリン配合錠A330)と低容量のバファリン81mg(正確にはバファリン配合錠A81)を処方するけれど、子供には小児用バファリンを処方する事はなくなりました。だいぶややこしくなってきました。

ここまで読んで、薬局で「先日小児用バファリン」買って子供に飲ませたよ、小児用バファリン2000年で無くなったはずなのに、まだ売っているじゃないかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。そうなんです、まだ有るのです。病院での処方薬として小児用バファリンは無くなりましたが、商品名としての小児用バファリンはまだ残っています。先に、小児用バファリン(病院で処方する医薬品)が無くなりました、と書いたのはそれが理由です。

薬局で売っている(処方せん無しで買える)、大衆薬としての小児用バファリンには、リアスピリン(アセチルサチル酸)が入っているのでしょうか。答えはNOです。小児用バファリン(正確には小児用バファリンCII)と言う名前で売っていますが、アスピリンの代わりにアセトアミノフェンと言う子供に安全な成分の解熱鎮痛成分が入っていますのでご安心ください。今売っている小児用バファリンは、バファリンなのにアスピリン(アセチルサリチル酸)が入っていないのです。

もしバファリンを飲んで、蕁麻疹や目がむくむなどの副作用が出た時は、今後のために箱に書かれている成分を確認される事をおすすめいたします。病院で処方されているバファリンなら成分はアスピリン(アセチルサリチル酸)です。薬局で買った風邪薬や痛み止めとしてのバファリンであれば、アスピリン(アセチルサリチル酸)の場合とにアセトアミノフェン両方があります。

だいぶややこしい、バファリンのお話でした。

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