胃カメラ検査時のアスピリンなど抗血栓薬服用について

脳梗塞再発予防、心臓の病気などでアスピリン、ワルファリンなど抗血小板薬/抗凝固薬、いわゆる血をさらさらにする抗血栓薬を服用している方が胃カメラ検査を受ける時の話です。

胃カメラの時に、病気が見つかり精密検査のため胃粘膜の組織採取「生検」を行う事があります。ピロリ菌有無を調べるためにも組織をとる「生検」を行う事があります。数ミリと言う微少な組織採取ですので、出血することはほとんどありません。

病気の治療で血管が詰まらないようにするためにアスピリンなどを服用しているのですが、逆に出血した時には血が止まりにくいとも言える訳です。

薬を内服したまま生検などすれば出血のリスクが高くなる、逆に薬を休薬すれば血栓のリスクが高くなり、休薬するべきか継続するべきか、悩ましい点です。

2005年日本消化器内視鏡学会が内視鏡検査前に抗血小板薬/抗凝固薬服用をどうするかに関しての指針を出していました。出血と血栓リスクのバランスをとり、短期間の休薬を勧めていました。当院ではバイアスピリン3日間休薬、パナルジン、プラビックス5日間休薬、バイアスピリン+パナルジン2剤併用時、7日間休薬で行っておりました。

今年2012年7月日本消化器内視鏡学会から抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドラインが発表になりました。今回のガイドラインでは、血栓塞栓症のリスクを重視して、抗血小板薬、抗凝固薬(1剤内服の場合)胃カメラ時の生検休薬不要で可能(休薬なく施行してもよい)となりました。

当院でも改訂されたガイドラインを遵守、短期休薬から、継続の方針へ切り替えております。胃カメラ前の抗血栓薬を休薬することなく、内服継続下で胃カメラ検査を行っております。

原則内服継続下で胃カメラ検査を行っておりますが、内服薬の種類、肝機能障害、腎機能障害など全身状態によっては、出血のリスクが高く生検を避ける方が良い場合もあります。

例えば、ワルファリンも内服継続下に胃カメラ及び生検は施行可能ですが、ワルファリンの治療効果を採血(PT-INR)で確認の上施行することが必要です。PT-INR値が3.0を超しているようなワルファリンが効きすぎている場合には生検を避ける必要あります。

胃カメラ検査時の服薬に関して不明な点があれば診察の時に遠慮無くご相談ください。
内服薬の名前、用量が確認できるようにお薬手帳もお忘れ無くご持参ください。

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