まってました、高精細画質経鼻胃カメラ(鼻からの胃カメラ)

待望の高精細画質経鼻胃カメラが遂に開発されました。

より検査精度を高めるため、当院は、オリンパス内視鏡システム最上位機種EVIS LUCERA ELITE、高精細画質経鼻胃カメラGIF-XP290Nを導入いたしました。

最新内視鏡システムの導入は、当院が、兵庫県下の病院クリニックを含め導入2番目、西宮市内では初の施設となります。

今日は、数年前から広まってきている経鼻胃カメラ(鼻から通す胃カメラ)についてのお話です。

経鼻胃カメラの最大の特徴は、鼻から通すので、舌根(下の奥)を押さないために、えづきがほとんど出ず、患者さんが非常に楽検査をうけられる事です。

ざっくりとした数字ですが、経口(口からのむ通常胃カメラ)の直径が10mmだったのが直径5mmの半分となり、胃カメラが細くなり鼻から通すことが可能となりました。

太さを半分にするために、胃カメラの先端についている精密機器が半分の大きさになればよいと言うことではありません。

断面積はπr2、半径x半径x3.14です。
半分の太さと言うことは半径も半分になります。
1/2 x 1/2で1/4。カメラの太さが半分になったと言うことは、断面積が1/4にまで小さくなのです。

カメラの太さを1/2にするために、先端の機器は1/4まで縮小する必要があるのです。

カメラの太さを縮小するためには、何かを妥協する必要がりました。(その昔の話です)

左右への動作ダイヤル
胃カメラを自在に動かすため、上下、左右をそれぞれ操作するダイヤルがあります。当初出たタイプの経鼻胃カメラは、上下動作のダイヤルのみの仕様でした。左右ダイヤルがありませんでした。左右への操作は、上下動作のダイヤルとカメラの左右ひねりを合わせればできます。検査をする医者が工夫をすればなんとか解決する問題ですが、左右へ微調節が出来るよう、左右へのダイヤルある方が良いにきまっています。
その後に開発された経鼻カメラからは、上下、左右、ダイヤルが付くようになりました。(解決済み)

ライトガイド
先端に付いた明るいキセノンランプで真っ暗な胃の中を照らしながら検査をすすめます。真っ暗な洞窟を探検する隊員の頭につけるライトのイメージです。
通常のカメラはこのライトが2本付いています。
経鼻カメラは当初このライトガイドが1本でした。1本でも十分明るいのですが、組織をとる時などに影が出ることがあり、やはり1本より2本が良いわけです。
これもその後のモデルで2本となりました。(解決済み)

視野角
最後まで解決されていなかったのが、視野角の問題です。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、一度に見える視野角の範囲を角度で表します。通常の胃カメラの視野角が140度です。経鼻カメラは視野角120度です。人間の肉眼視野角が110度前後と考えると120度でも十分すぎるのですが、胃の中をくまなく検査するためには視野角は多い方が良いのは当然です。
経鼻胃カメラGIF-XP290Nには視野角140度の高性能CCDカメラが搭載されています。

上下、左右ダイヤル
ライトガイド2本
視野角140度 高精細画質CCD

細径にするために妥協していた点全てが解決され、機は熟したと判断、即導入いたしました。

補足
口からの胃カメラ、鼻からの胃カメラどちらが良い、と言うのはよく比較され、議論される点です。
口からの胃カメラ、鼻からの胃カメラによる胃がんの発見率を比較、研究した論文はすでに多数でておりますが、いずれも口から、鼻から、優劣をつけるものではない結果です。

どちらが良いという話ではなく、いずれのカメラでも丁寧に術者が検査を行う事が一番大切だと考えています。

胃・大腸の検査をバリウム検査や便検査だけですませていませんか

胃カメラ胃の検査をバリウム検査だけですませていませんか? 胃カメラ検査(胃内視鏡検査)でないと見つけられない病状あります。
胃カメラが怖いと思っている方も、中島クリニックでは鼻から入れる経鼻胃内視鏡検査を行っていますので楽に受けていただけます。
大腸の検査を便検査(便潜血検査)だけですませていませんか? 大腸カメラでがんの早期発見、大腸ポリープを切除することで大腸がんの予防ができます。
大腸カメラが痛い検査と思っている方も、中島クリニックでは意識下鎮静法を用いた大腸内視鏡検査を行っていますので楽に受けていただけます。
胃カメラ検査の予約は電話で出来ます。
大腸カメラの予約は診察が必要です。電話で予約できません。
お気軽にご相談ください。
休診日:木曜・日・祝