富士山頂でのSpO2(動脈血酸素飽和度)とパルスオキシメータ

胸が痛い
息苦しい
診察時に指にクリップのようなもの(パルスオキシメータ)をはさんで、数値を調べることがよくあります。
何を調べているのですか?とよく聞かれますので今回はパルスオキシメータの話です。

友人が富士山に登ったときに(もちろん夏場です)、近くにパルスオキシメータを持っている人がいたそうです。
どれぐらいの値か興味あり、声かけて聞いてみると、山頂付近では80台を示していたとのことでした。

パルスオキシメータとは指先に洗濯ばさみのようなクリップをつけて、動脈血中の酸素飽和度を調べます。酸素の量が簡単に調べられます。
数値で結果が出ます。

興味深い研究論文があります。
「富士山登山における心拍数および自覚症状スコアの変化
川崎医療福祉学会誌 関和俊 著Vol. 17 No. 1 2007 113-119
fujisansao21

登山前(平地)
96.9±1.1%

五合目
91.4±2.0%

山頂
82.1±6.5%

五合目でさえ91%前後、山頂では82%前後まで下がっています。

パルスオキシメータの結果は
大まかな目安として
95-100%であれば酸素量OK。健康なみなさんはこの範囲に入っているはずです。
90%以下となると、相当酸素不足です。

喘息の発作時には、血圧測定と同時にパルスオキシメータで酸素飽和度をチェックします。
もし90%以下であれば相当な呼吸不全状態なので、急いで酸素を投与と喘息治療を行い、90%以上を保つ必要があります。

パルスオキシメータの数値として、「90」が大切な数値です。

先ほどの話に戻ると、富士山山頂付近でパルスオキシメータが80台を示しているのは、相当体に負荷がかかっている低酸素状態であるのが分かっていただけるでしょう。

クリップを指にはさむだけで、痛くもなく、簡便に動脈中の酸素飽和度が分かるパルスオキシメータは非常に有用な機械です。

当院では、診察時にパルスオキシメータを使うだけでなく、胃カメラ、大腸カメラ検査時にも活用しています。
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検査を安心して受けていただけるように、胃カメラ、大腸カメラ時には、自動血圧計、パルスオキシメータで全身状態を把握しながら検査を行っています。

今日はパルスオキシメータの話でした。

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