インフルエンザワクチン株 (2015/2016シーズン)が決まりました。
従来の3価ワクチンから4価ワクチンへ移行したのがトピックです。
A型/カリフォルニア/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A型/スイス/スイス/9715293/2013(NIB-88)(H3N2)
B型/プーケット/3073/2013(山形系統)
B型/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)
第10回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会配付資料
昨年ブログに「海外ではA型2種類、B型2種類の4価ワクチンが開発され導入され始めていると聞きます。日本は従来通り3価です。4価へ移行するかどうかは今後に期待です」と書いたのですが、あっさり今シーズンから4価ワクチンが導入されることとなりました。
従来はB型を山形系統かビクトリア系統のどちらか一方が選定されていたのですが、これからは両方含まれています。
最近の国内でのインフルエンザ流行はA型(H1N1およびA型(H3N2)が主に流行。それに加えB型は山形系統とビクトリア系統の混合流行です。B型は両方混在しているのですが、正確に言えば山形系統が主に流行しています。
今シーズンのインフルエンザワクチンは、4価になったことで流行タイプをほぼ網羅できることになります。