梅雨明けもまだで、少し気の早い話ですが、今年の冬インフルエンザワクチン株が決まりました。
平成28年度インフルエンザワクチン株 (2016/2017シーズン)
今年もA型株2種、B型株2種の4価ワクチンです。
インフルエンザワクチンは3価ワクチンから4価ワクチンへ昨シーズンから移行しています。関連記事:https://www.nakajima-clinic.com/2015/06/265/
A型株
・A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
・A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
B型株
・B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
・B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
A型株は昨年同様2009年に流行した、ブタインフルエンザや新型インフルエンザと呼ばれたタイプが入っています。2009年当時は新型でしたが、今はもう新型ではなく季節性インフルエンザの流行パターンを呈しているので、単にインフルエンザ(H1N1 2009)と呼ばれます。
A型株のもう一種は、いわゆるA香港株です。こちらが昨シーズから変更になっています。
B型株は山形系とビクトリア系を1種ずつ。昨シーズンと同じです。
インフルエンザ(H1N1 2009)、A香港型とも毎年のように流行しているタイプなので、ワクチンの効果が期待されるところです。