肝硬変とサルコペニアの関係|サルコペニアって何だ。筋肉量低下による生活の質が低下

兵庫肝疾患診療連携フォーラムに参加してきました。
肝疾患とサルコペニアがテーマでした。
「サルコペニア」聞き慣れない言葉ですが、sarco「筋肉」+penia「減少」を組み合わせた、「筋肉の減少」を意味することばです。1989年Irwin Rosenbergが加齢にともなう筋肉量の低下による生活の質の低下を提唱したのがはじまりです。

サルコペニアは、高齢者の骨折、転倒との関連、さらにはそれがきっかけで寝たきりになる、など、加齢現象と思われていますが、さまざまな病気でも進行します。

肝硬変でもサルコペニアが進行することが、最近の研究で明らかになってきました。

日本肝臓病学会でも、サルコペニア判定基準作成ワーキンググループが立ち上がり、サルコペニア判定基準(第1版)が今年発表されています。

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一般社団法人日本肝臓学会サルコペニア判定基準(第1版)
筋肉量の減少は1年に0.5~1%程度が健常時ですが、
肝硬変での骨格筋減少量は年率2.2%と倍以上です。

しかも、サルコペニアが肝硬変の方の予後(寿命)と関連する報告もあり、
高齢者が生活の質(Quality of Life: QOL)をよりよく保つために運動が大切であるのと同じように、肝硬変でもQOLを保つために適度な運動が大切です。

余談ですが、40才ぐらいから、運動しないと筋力はどんどん落ちてきます。
研究報告によると、その低下率は1年に0.5%程度です。
年0.5%程度とはいえ、運動をしている人と、何もしない人では、数十年後には、積もり積もって大きな差になります。

高齢者のみならず、40才過ぎたら運動。
肝疾患をわずらっていても、適度な運動。
です。

注意:
腹水がたまったり、黄疸がでたりする、非代償性肝硬変の場合、安静が療養上必要なことがありますので、運動をしてよいかどうかは、かかりつけの先生と相談してください。

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