人工甘味料を使った飲料を10年続けた結果|予想に反して、カロリーオフの人工甘味料を使ったドリンクを飲んでいる人の方が、脳卒中、認知症が多かった

砂糖は高カロリー
砂糖を取り過ぎると太る、糖尿病が悪化する
結果、脳卒中やさまざまな病気が増える

の流れ、その通りです。

砂糖をカロリーゼロの人工甘味料にかえたら、体によさそう。
だれもか思うところです。

砂糖の替わりに、人工甘味料を使う
太らない、糖尿病悪くならない
結果、病気を防げる

の図式期待してしまいます。

残念ながら、こんな単純な図式にならないのが、人間のカラダです。

甘い上に、砂糖のようにカロリーを気にしなくてよい。
合成甘味料は、太らない、理想の甘味料に思えます。
ゼロカロリーを謳った、ドリンクちまたにあふれています。

砂糖(カロリーあり)を使ったドリンク
合成甘味料を使った(カロリーゼロ)ドリンク
2種類があれば、
なんとなく体によさそうな印象がある、
ゼロカロリードリンクを選んでしまうのではないでしょうか。

私もゼロカロリーやカロリーオフを謳うドリンクやビールの方を、ついつい手にとってしまいます。

Citation: Matthew P et al. Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and the Risks of Incident Stroke and Dementia
A Prospective Cohort Study. Stroke. 2017 May;48(5):1139-1146.

10年間、
人工甘味料を使った飲料を飲んでいる人、
人工甘味料を使った飲料を飲まない人、
を比べた結果が、脳卒中の分野で最も有名な医学専門雑誌Strokeに発表されました。

からだによさそうな印象があるゼロカロリー飲料
よい結果を期待したのですが、

結果は期待の真逆、
人工甘味料を使った飲料を飲んでいる人の方が、飲まない人より、
脳卒中、認知症が多かったのです。約3倍のリスク。

人工甘味料を毎日飲む人、
全くのまない人を比較すると、

脳梗塞のハザード比2.89
アルツハイマー型認知症のハザード比2.96
と人工甘味料を使った飲料を飲んでいる人の方がはるかに高いリスクでした。

砂糖はカラダによくないので、カロリーゼロの人工甘味料にかえたら解決、
というほど人間のカラダは単純ではありませんでした。
カロリーがないはずの人工甘味料で、逆に病気が増えしまう結果になりました。

人工甘味料が直接カラダに悪い影響を与えたのか、それに関わる別の要因(交絡因子)が影響したのかは分かりません。

人工甘味料は、
インスリンを調節する働きをもつインクレチンが分泌されないため血糖コントロールに影響する、
砂糖(ショ糖)とは異なる甘み刺激を脳へ起こす、
など、糖尿病、肥満と関連する、さまざまな報告があります。

しかし、人工甘味料の長期的なカラダへの影響は、ほとんど分かっていないのが現状です。

まとめ、
砂糖入りの飲み物、いわゆるジュースを取り過ぎるメリットがないのは明らかです。

砂糖をひかえるのは当然ですが、
カロリーオフに惹かれて、砂糖を人工甘味料に安易に替えるのは避けたほうがよさそうです。
人工甘味料で、脳梗塞、認知症のリスクが高まるおそれがあります。

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