大腸がんと家族歴の関係|第一度近親者(両親・子供・兄弟・姉妹)が大腸癌にかかっていると大腸がんリスクは一般人口の2倍。家族歴があれば若い年齢からスクリーニング検査

癌の予防的観点からは、
家族歴、生活習慣歴などが重要となります。

肺がんでは、家族歴はあまり重要ではありません。
例えば、父が肺がんに罹患しても、家系的に子供の肺がんリスクが高まるわけではありません。

肺がんであれば、タバコを吸うかどうかの生活習慣歴の方が大切となります。

 肺がん検診であれば、生活習慣歴の喫煙に着目します。
喫煙が最大のリスクファクターです。
ヘビースモーカーである30pack-year以上の喫煙者(1日20本なら30年、1日40本なら15年以上喫煙している人)に対して低線量胸部CTでの検診が有用です。

一方、肺がんと違い大腸癌で重要なのは、家族歴です。
祖父、祖母、叔父、叔母などやや遠い血縁者は余り関係ありません。少しはあるのですが。

近い近親者、第一度近親者である、両親・子供・兄弟・姉妹に大腸癌罹患者がいると、大腸癌リスクは高まります。

大腸がんで家族歴があるとリスクがたかまるのは、遺伝的要因を引き継いでいたり、幼少時から同じ食生活をしたりしていることが理由です。

西宮市中島クリニックでも、家族歴の有無を重んじています。
もし親、兄弟などに大腸がんの既往がある時は、その発症年齢まで確認するようにしています。

55歳未満で第一度近親者(両親・子供・兄弟・姉妹)が大腸癌にかかっているとリスクは一般人口の2倍になります。

話それますが、肺がん同様、大腸がんも喫煙で増えます。
その影響は肺がんほど強くは影響しませんが、肺だけでなく、大腸にも喫煙はNGです。
その他、生活習慣では肥満、高脂肪食、アルコールも大腸がんのリスクファクターです。

話をもどります。
大腸癌に関しては、近親者に大腸がん罹患者がいるかどうか極めて大切です。
血縁的に非常に近い、第一度近親者である、両親・子供・兄弟・姉妹に大腸癌罹患者がいるかどうかです。

USPSTF(US Preventive Services Task Force)米国予防医学専門委員会は以下のように家族歴のあるひとの大腸検査を推奨しています。

(Citation: US Preventive Services Task Force. Archived Recommendation Summary)

・60歳未満で第一度近親者である、両親・子供・兄弟・姉妹に大腸癌罹患者がいる場合

・年齢にかかわらず、第一度近親者(両親・子供・兄弟・姉妹)に2人以上の大腸癌もしくは高度異型性腺腫患者がいる場合

40歳もしくは近親者の大腸癌診断10年前のどちらか早いほうでスクリーニングを開始

まとめ

近い血縁である、両親・子供・兄弟・姉妹に60歳未満で大腸がんに罹った方がいると、大腸がんリスクが高まる

大腸がん家族歴があれば、早い年齢からのスクリーニング内視鏡検査が推奨される

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