大腸がん、大腸カメラで死亡率1/3に低下

食生活、生活習慣の変化にともない、大腸がんが増えています。
死亡率が女性で1番多いがんが大腸がんとなっています。
男性では肺がん、胃がんについで3番目です。

高脂肪食、喫煙、アルコールなどが大腸がんのリスクを高めることが分かっています。
欧米型の高カロリー高脂肪食から、和食に近い食生活にかえる、
禁煙、アルコールをひかえることが、がんの予防につながります。

生活スタイルの改善とともに重要なのが大腸内視鏡での大腸チェックです。

大腸内視鏡検査を受けることで、どれぐらい大腸癌を予防できるかを、
22年間という長期にわたり調べた結果があります。

(Citation: Nishihara R et al. Long-term colorectal-cancer incidence and mortality after lower endoscopy.N Engl J Med. 2013 Sep 19;369(12):1095-105)

22 年にわたり追跡した88,902人を、
大腸カメラを受けたか、受けていないか含め精緻に調査、
大腸癌の死亡率を比較しています。

内視鏡検査をうけることで、大腸癌の早期発見により予防につながります。
その効果がすばらしい。

スクリーニング大腸内視鏡検を受けている人のハザード比は0.32(95% CI 0.24~0.45)
、受けていない人を1とすると内視鏡検査を受けている人が0.32と大腸癌死亡が減少しています。

大腸カメラをうけることで、7割も大腸がん死亡率が下がるのです。

さらに細かく結果をながめみると、
内視鏡検査受けて大腸ポリープを切除した人、検査をうけていない人と比較すると、
大腸がんの多変量ハザード比0.57(95%CI 0.45~0.72。

大腸ポリープを切除することで大腸がん予防になる。
大腸ポリープを切除することで、死亡率が半分に下がるのです。

参考記事
・大腸内視鏡検査が大切な2つの理由|大腸がんの早期発見、大腸がんの予防
・予防医学的観点からの大腸内視鏡検査|大腸ポリープを内視鏡で切除することで大腸がんが予防できる

大腸内視鏡検査で大腸全て(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸)を検査するのは大切です。
しかし、大腸内視鏡は技術的に難易度が高く、検査を施行する医師の熟練を要する検査です。
そのため、全大腸内視鏡検査は難しので、簡易検査としてS状結腸までを検査するS 状結腸鏡検査(直腸、S状結腸)を検診として活用していた時代があります。
現在あまりS状結腸鏡検査は行われませんが。

全大腸を調べる検査
S状結腸までだけを調べる検査

この効果も調べています。
全大腸内視鏡検査は、近位大腸(おしりからみて奥の大腸)、遠位大腸(おしりから近い大腸、直腸、S状結腸)ともに、癌は低下
一方、
S 状結腸鏡検査、近位大腸(おしりからみて奥の大腸)の癌は減らず、
遠位大腸(おしりから近い大腸、直腸、S状結腸)の癌は低下

内視鏡でチェックしたところは、癌の予防につながるのです。

S状結腸鏡検査では不十分、大腸検査は、全大腸内視鏡検査であることが大切です。

食生活含めた生活習慣の改善、大腸内視鏡で予防できるのが『大腸がん』です。

まとめ
大腸カメラを受けることは、大腸における究極の予防医学
大腸カメラで大腸ポリープを切除することで大腸がん減る

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