運動や重力負荷が体に大切|宇宙飛行士の骨密度減少

昨日、市民フォーラムで「身近な生活習慣を見直してみよう
~最適睡眠時間、運動、体重、食事、アルコール、タバコ、サプリメント~」と題して講演させていただきました。
(参考記事:中島クリニック院長が西宮市医師会市民フォーラムで講演いたします)

私は生活習慣一般の話を担当させていただき
泌尿器科の吉岡先生からはCKD(慢性腎臓病)について
栄養科学研究所鞍田からは具体的な食事についてご講演いただきました。

フォーラムで他の先生方の話を伺い、改めて減塩、運動の大切さを再認識いたしました。
フォーラムを終えての雑感です。

昨日は、久しぶりの秋晴れ、遊びにでかけたくなるような爽やかな気候でした。
天気がいいのでみんな出かけてしまって、フォーラム参加者が少ないのではないかと不謹慎な思いがよぎった瞬間もあったのですが、全くの杞憂でした。
300人を超える方々にフォーラム参加いただき盛会となりました。行楽の誘惑に負けず、参加いただき誠にありがとうございました。

私はトップバッターとして、生活習慣病予防、広い範囲のお話をさせていただきました。
病気の治療もちろん大切ですが、ほんの少しの生活スタイルの改善で簡単にできる「予防」も大切です、というメッセージを懸命に伝えさせていたきました。
100回以上「予防」連呼した気がします。

運動に関して、
理想は毎日緩やかな運動ですが、
週1回だけする運動でも、
十分に病気を予防する働きがあることを紹介いたしました。

(参考記事:週末だけ運動する『Weekend Warrior週末戦士』でも効果あり。死亡率低下|忙しくて毎日運動できない方に朗報。週1-2回だけの運動でも有効)

鞍田先生の話で興味深かったのは日本人の塩分摂取量についてです。

日本人塩分取り過ぎです。
Intersalt Cooperative Research Groupで世界の塩分摂取量を調べたら、上位3位はアジアの国。
中国、日本、韓国の順です。

日本は世界第2位。

1位: 中国 14.3g/日
2位: 日本 12.4g/日
3位: 韓国 12.1g/日

参考までに
米国 8.3g/日
デンマーク 8.2g/日
と10g未満です。

さらに時代をさかのぼり、石器時代は
塩分摂取量0.5-3g/日
と塩分ほとんど撮って居なかったのですね。昔は塩は貴重品でした。

現代人、とくに日本含めたアジア、塩分取り過ぎは明らかです。

鞍田先生のスライドで、自身が骨折して片腕ギブスをしている写真がありました。
骨折しているあいだ筋肉が落ちないように蛋白質を普段以上に摂ってすごしたけれど、
治ってギブスがとれた腕はやせ細っていた。
運動や重力の負荷がなければ、いくら栄養をとっても筋肉はつかない。
宇宙飛行士が宇宙で運動をしていても、地球に帰ると筋肉や骨が衰えていて立てない。
という話印象的でした。

ほんと、その通りなんです。私も骨折経験者です。
中学時代に利き手前腕の骨を骨折したことがあります。
ギブスをしていると服を着替えるのも一苦労。
片手ギブスしていると、定規で線をひくのも大変です。
トイレの時は、ほんと困りました。とくに大の時。

1ヶ月ギブスして、ギブスをはずしたその腕をみた瞬間、余りにもやせ細った自分の腕をみて愕然とします。
廃用性萎縮、使わないと筋肉目に見えて衰えます。

運動負荷ほんと大切です。

宇宙での話がでたので骨密度の話を紹介しておきます。
聞きかじった知識なので、数字うろおぼえですが、
無重力空間では1ヶ月で平均2.5%骨密度減少、6ヶ月で15%も減少すると、聞いた覚えがあります。

調べたらNASAのデータありました。

(Citation: Subregional Assessment of Bone Loss in the Axial Skeleton in Long-term Space Flight. https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/experiments/118.html)

国際宇宙ステーションで過ごした宇宙飛行士の骨塩量の変化、地球に帰ってきてからどれぐらい回復するかの調査結果が公表されています。
・骨の外側(皮質)は平均1ヶ月で1.6-1.7%骨密度減少、
・骨の内側(柵状組織)は平均1ヶ月で2.2-2.5%骨密度減少、
・宇宙飛行は平均で11%の大腿骨骨塩量減少、減った骨塩量は地球に帰って1年経っても部分的にしか回復しない、
・骨密度低下が著しいのは骨盤、大腿、下腿の骨

重力による負荷は、筋肉のみならず、骨にも大切なことがわかる報告です。

地球に戻った宇宙飛行士が、自力で立てず、抱きかかえられながらスペースシャトルから降りる姿、納得できます。

まとめると
・日本人は1日12-13gも塩分とっている。減塩意識する必要ある。
・運動や重力の負荷がないと、筋肉、骨密度は目に見えて落ちる。

塩分、運動に関する雑感でした。

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