グーフィス(胆汁酸トランスポーター阻害薬)新しい作用機序の便秘薬がもうすぐ処方できるようになります。

ながらく新しい薬の登場がなかった、便秘治療です。
ここにきて、新しい作用機序の便秘薬がどんどん使えるようになってきています。アミティーザ、リンゼス、グーフィスです。

頑固な便秘に悩んでいる方に朗報です。
自分の体にあう薬の選択枝が広がりました。

参考記事
便秘に悩む人必見!便秘解消には角度と時間が重要なワケ

30年ぶりの便秘薬登場ラッシュ

2012年にアミティーザ(ルビプロストン)が登場。ながらく新しい便秘薬の開発がなかったのですが30年ぶりです。
アミティーザは、小腸にあるクロライドイオンチャネルに作用して、腸内への水分分泌を増やし、便秘を改善します。

2017年にリンゼス(リナクロチド)が登場
グアニル酸シクラーゼC(GC-C)受容体に作用します。
便秘型の過敏性腸症候群を改善します。

そして今年
2018年、グーフィス(エロビキシバット)が登場です。
全く新しい作用機序の便秘治療薬が認可予定です

30年間、全く新しい治療薬がでてこなかった便秘の世界ですが、アミティーザ、リンゼス、グーフィスと
それぞれ全く作用機序が異なる便秘薬が開発されています。

作用機序が異なる
イコール
自分にあう薬の選択枝がひろがる。従来の便秘薬で効果が不十分で困っている方に朗報です。

グーフィス(エロビキシバット)の作用機序

今年春頃には認可される予定のグーフィス錠の作用機序について紹介いたします。

肝臓でつくられる胆汁酸が大腸に入ると、
大腸の中に水分、電解質を分泌させる
大腸の腸の運動を更新させる
ことが知られています。

この作用を利用して便秘を改善するのが、グーフィス(エロビキシバット)錠です。

回腸(小腸には空腸と回腸があり、口から遠い方の小腸です)に存在する胆汁酸トランスポーター(IBAT)とよばれる蛋白質があります。
この蛋白質は、食べた脂肪の吸収に関わる、胆汁酸を吸収します。

ちょっと回りくどい表現になってしまいました。
胆汁酸トランスポーター(IBAT)が胆汁を無駄に大腸に流れ込まないようにしています。
胆汁酸トランスポーター(IBAT)を阻害すると、
胆汁が大腸に流れ込みます。
結果、便秘が改善するのです。

グーフィス錠は、胆汁酸トランスポーター(IBAT)阻害します。

グーフィスの特徴

・便秘を改善する効果が高い
治験データをみると
プラセボ(偽薬)が
週2回ほどしか便に行っていない。
3-4日に1回排便のペース

のに対して、グーフィスを朝1回10mg飲んでいるだけで
週6回も便にいっています。
ほぼ毎日便がでるようになっています。
良く効きます。

引用(グーフィス錠添付文書)

・もうひとつの特徴は、効果が落ちない

1年間(52週間)のみ続けても、便回数が週に平均6回と安定して効いています。

最初は効いていたのに、だんだん効かなくなった、ということが「ない」のがもうひとつの特徴です。

まとめ

・5年前から、まったく作用機序のことなる便秘改善薬が次々と登場しています。アミティーザ、リンゼス、そして今年認可のグーフィス
・2018年春頃認可予定のグーフィス錠は、胆汁酸トランスポーターを阻害するユニークな作用機序。便回数の改善効果が高いのが特徴です。

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