尿酸値を下げることで腎機能が改善する|ザイロリック(アロプリノール)、フェブリク(フェブキソスタット)など尿酸生成抑制薬が有効

第18回西宮市医師会ドック講演会
「今や10人に1人 CKD(慢性腎臓病)を知る」
参加いただきましてありがとうございました。

講演後の質疑応答、
演者として若干緊張する瞬間です。

もし、誰からも質問がないと、
今日の講演、つまらなかったのかなと、
やや寂しい気持ちになるところですが、

全くそんな心配をする必要ありませんでした、
CKD(慢性腎臓病)とっつきにくい
テーマながらも、
熱心にメモをとりながら話を聞いていただき、
質疑応答の時間、
予定していた時間をオーバーする程
多くの質問ありがとうございました。

尿酸値と腎臓に関する質問がありました

■尿酸値とは

健康診断でUAのところに書かれているのが
尿酸値です。
7.0mg/dL以下が正常値です。
尿酸が痛風の原因です。
尿酸値が高いと、体の中で、尿酸が組織に付着
、結晶化して通風発作を起こします。
風が吹いても痛いほどの激しい痛みから、痛風と言われる病気です。

痛風の発作を起こしたことがある方は、尿酸の原料となるプリン体を控える食生活や薬で高尿酸血症の治療をおこないます。

■尿酸と腎機能の関係

プリン体という物質が体の中で分解されてできる
老廃物が尿酸です

老廃物の尿酸は腎臓から尿として排泄されます。
尿酸が高いと、腎臓に負担がかかり、腎機能障害の原因になる。
逆に腎機能が悪いと、十分に排泄できず、尿酸値が上がります。

尿酸が高いと腎臓が悪くなる
腎臓が悪いと、尿酸が高くなる
尿酸と腎機能、密接な関係があります。

そうであれば、
尿酸値を下げれば、腎臓の負担がとれて腎機能が改善するのではと考えるのが自然な流れです。

そして、この考えは正しいのです。

■尿酸の治療で、腎機能が改善する

慢性腎臓病(CKD)は、
糖尿病、高血圧、高脂血症を改善することが
治療の中心となります。

それと当時に、
尿酸値のコントロールも
慢性腎臓病(CKD)において大切です。

尿酸が高いと腎臓が悪くなる
腎臓が悪いと、尿酸が高くなる
負のスパイラルを断ち切ることで、
腎機能(Cre値やeGFR値)が改善します。

Siu Y et al. Use of allopurinol in slowing the progression of renal disease through its ability to lower serum uric acid level. Am J Kidney Dis. 2006 Jan;47(1):51-9.

尿酸値を下げる薬を大きく2つに分けると
・尿酸排泄を促進する薬(尿に尿酸を捨てる薬)
・尿酸生成を抑制して下げる薬
となります

ザイロリック(アロプリノール)、
フェブリク(フェブキソスタット)
など尿酸生成抑制薬が、
腎機能保持に有効です。
透析導入や腎機能悪化にブレーキをかけることができます。

特定健診や会社のドックで
クレアチニン(Cre)
推算糸球体濾過量(eGFR)
尿蛋白
など腎臓関連の項目に異常を指摘されたら

尿酸値(UA)にも着目してみてください。

■まとめ
慢性腎臓病(CKD)は尿酸値のコントロールも大切。
ザイロリック(アロプリノール)、フェブリク(フェブキソスタット)など尿酸生成抑制薬が有効です。

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