大腸」カテゴリーアーカイブ

潰瘍性大腸炎診断基準・治療方針(難治性炎症性腸管障害に関する調査研究2020年1月改定)が発表

大腸粘膜に炎症を生じ、びらんや潰瘍をつくる原因不明の病気が潰瘍性大腸炎です。日本でも急増しており約17万人が罹患しています。1000人に1人強の患者さんがいる計算となります。 ■難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(鈴木 […]

座りっぱなし生活はがん、心筋梗塞をはじめとした病気のリスクを高める|仕事で座りっぱなしの人は仕事の合間に30分の軽い運動を取り入れよう

■長時間の座りっぱなし生活は、心臓や脳血管疾患のみならず、がんのリスクも高める 長時間の座りっぱなし生活は、さまざまな病気のリスクを高めることが知られています。 座りっぱなし生活でカロリーをあまり消費しない生活は、糖尿病 […]

大腸憩室炎に抗菌薬を「投与しない」という選択枝はあるのか

大腸にポケット状に飛び出る憩室。 このポケット状にへっこんだところに細菌が付いて炎症を起こすのが大腸憩室炎です。 バイ菌が原因ですので、抗菌薬で治療するのが一般的です。 ■憩室炎は繰り返す 憩室炎は抗生物質で治っても、た […]

大腸がん予防|大腸腺腫検出率(ADR)が高い医師の特徴

大腸癌の予防に、大腸カメラを受けポリープがあれば切除することが効果的です。 参考ブログ ●主治医は40歳未満の若手医師がいいのか。担当医師の年齢が入院死亡率に影響|高齢医師より若手医師の方が入院死亡率が低い ●入院患者さ […]

メタ解析から、残念ながら過敏性腸症候群IBSへのロバイオティクス(善玉菌)の効果は示せず|リファキシミンは有効だが日本では保険適応外

下痢、便秘、下痢便秘を繰り返す、過敏性腸症候群、腹部違和感から生活の質(QOL)が低下する病気です。 ビオフェルミン、乳酸菌などのプロバイオティクス(善玉菌)が整腸剤として使われています。 プロバイオティクスは有効である […]

鶏肉の生は危険、カンピロバクター腸炎の原因|1000に1つのロシアンルーレット、恐い合併症ギランバレー症候群

「風邪ひいたぐらいで病院行ったことないのですが、お腹が痛くて、痛くて、我慢できず来ました」 ぐったりとして、発熱、腹痛、下痢で学生さんが来院。 普段元気にすごしている若い方の、発熱、腹痛、下痢、まず確認するべきことは、過 […]

下剤ソムリエ第2弾、新しいタイプの下剤『モビコール』をテイスティング|効果は良好だが、味はまあまあ

ニフレック、マグコロールP、モビプレップ、大腸カメラ前処置下剤の味ついて熱く語っていると、友人からありがたくも、尊敬?呆れから「下剤ソムリエ」の称号をいただきました。 第1弾、大腸カメラ前処置薬、ニフレック、マグコロール […]

自分で大腸カメラを操作、自分自身に大腸内視鏡検査を施行、座った姿勢が一番痛くないことを発見|これこそまさにイグ・ノーベル賞受賞にふさわしい研究だよ

2018年のイグ・ノーベル賞が発表され、昭和伊南総合病院、堀内朗先生が受賞されたニュースの報道がありました。内視鏡を専門とする私には、衝撃的なニュースです。自分で自分に大腸カメラをするという発想への畏敬の念です。 ■イグ […]

3割の女性は大腸カメラ、女性医師を希望

■大腸カメラ検査、精神的なハードル高い理由 食生活の欧米化、高脂肪、高カロリー食で、大腸がんが急増しています。高脂肪、高カロリー食で増えるのは大腸癌と乳がんです。 死亡率では女性の1位が大腸癌、男性では3位が大腸癌です。 […]

便秘で脳卒中、心筋梗塞が増える|ひどい便秘で心血管疾患リスクは1.4倍

たかが便秘されど便秘。便秘慢性の便秘で困っている方は人口の16%、6人に1人が便秘で悩まれています。 ■便秘の治療 トイレでいきんでも出ない。便がででもすっきりしない。便秘は不快でOQL(生活の質)を著しく低下させます。 […]

大腸がん検診は何才までつづけたらよいのでしょうか|75才までは推奨、76才からは健康状態で判断

■がん検診は何才からはじめる がん検診 胃がん検診、 大腸がん検診、 肺がん検診、 子宮がん検診、 乳がん検診さまざまな検診があります。 検診を始める年齢は、がんがぽつぽつと出てくる 40才前後がめやすです。 40才は目 […]

大腸がん、代替医療/治療(Alternative Medicine)を相談されたら

便潜血陽性 貧血 大腸内視鏡(大腸カメラ)をうけるきっかけは さまざまですが 大腸がんが内視鏡で見つかることがあります。 患者さんと、今後どこの施設で精密検査 そして治療に取り組んでいくか 話し合いの中で、 免疫療法やハ […]

過敏性腸症候群(IBS)に有効な食事療法低FODMAP、ビフィドバクテリウム入りのプロバイオティクス併用を考慮

オーストラリア発の食事療法 過敏性腸症候群に有効な 低FODMAP食 参考記事 ●過敏性腸症候群(IBS)に有効な食事療法低FODMAP、ビフィドバクテリウム入りのプロバイオティクス併用を考慮 ■低FODMAP食とは オ […]

タデ科の植物から抽出される生薬、青黛(せいたい)は潰瘍性大腸炎に効果があるのか

潰瘍性大腸炎の治療 青黛(せいたい)の話 始めて聞いたのが10年以上前患者さんからです 青黛(せいたい)を飲んでいるのですが、 通院先が遠いので 治っているかどうか、内視鏡を先生のところで確認 お願いできないでしょうか […]

過敏性腸症候群(IBS)に有効な食事療法、低FODMAP|オーストラリア発の低FODMAP食(低フォドマップ食)が効果あり

腹痛や違和感に下痢、便秘、もしくは下痢と便秘を交互に繰り返す病気を「過敏性腸症候群」といいます。 大腸カメラで調べても、大腸に異常がなく、 大腸の動きに異常をきたす病気です。 ストレスやアルコール、香辛料などで症状が悪化 […]

過敏性腸症候群IBSと便中カルプロテクチン値の関係

昨年末から(2017年12月)日本でも、 便中カルプロテクチンが測定できるようになりました。 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の状態を便をしらべることでチェックできます。 (参考記事) ・カルプロテクチン、ちょ […]

ガムを噛むことで、大腸カメラの前の前処置がよくなるのだろうか

精密な大腸検査のためには、大便を取り除く必要があります。 腸の中に便が残っていると、ポリープや病変が便で埋もれて見えなくなってしまうからです。 大腸カメラの前処置 検査の前に、モビプレップ、ニフレック、マグコロールなどの […]

グーフィス(胆汁酸トランスポーター阻害薬)新しい作用機序の便秘薬がもうすぐ処方できるようになります。※2018年4月から処方できるようになりました。

ながらく新しい薬の登場がなかった、便秘治療です。 ここにきて、新しい作用機序の便秘薬がどんどん使えるようになってきています。アミティーザ、リンゼス、グーフィスです。 頑固な便秘に悩んでいる方に朗報です。 自分の体にあう薬 […]

大腸がんの便検査、便潜血検査結果の読み方|ドックや検診の便ヘモグロビン検査

ドックや検診で便を取る容器をもらいます。 2回取って提出してください、と言われる便の検査です。 便で何が分かるのか、 についてお話いたします。 ■大腸癌の便検査(便潜血検査)はどんな検査 便潜血検査は、大腸がん便検査とも […]

潰瘍性大腸炎治療薬アサコールは1日1回投与でも寛解維持効果あり

潰瘍性大腸炎治療は多く分けて2本の軸に分かれます。 1本の軸は、大腸に潰瘍ができて潰瘍から出血、腹痛があるときの、直す治療。 もう1本は食生活、薬で潰瘍が治ったあと、再燃を防ぐ、寛解期の治療です。 潰瘍性大腸炎治療は、活 […]

ベビーアスピリン、名前はベビーでも大人用|胃カメラや大腸カメラを受ける時にはベビーでも普通のアスピリンでも、アスピリンと名のつくものをのんでいたら医者に伝えよう

ベビーアスピリン かわいい響きです。 赤ちゃんではない、ベビーについてのお話です。 参考記事 ・バファリンとアスピリンの微妙な関係 ・旅の常備薬。海外で薬を買うとき気をつけること ベビーアスピリンとは 大腸内視鏡検査は、 […]

サルモネラ腸炎、キャンピロバクター腸炎の治療方針

■厚生労働省から抗微生物薬適正使用の手引が発表 厚生労働省から抗微生物薬適正使用の手引が発表されました。 抗生物質を適正に使いましょうという手引きです。 かぜを引いたら抗生物質が全てに必要なわけでなく、逆に抗生物質を何が […]

いいものとどいたよ。抗微生物薬適正使用の手引き 厚生労働省

所属する西宮市医師会から宅配物が定期的に届きます。 いつもは、西宮市の応急当番や二次救急病院リストや事務連絡が入っています。 それに加え、今回はA6サイズの厚生労働省からの小冊子 「抗微生物薬適正使用の手引き 第一版 ダ […]

カルプロテクチンによる、大腸カメラを極力しない試み|潰瘍性大腸炎と過敏性腸症候群の鑑別

潰瘍性大腸炎の病状を補助的に把握できるバイオマーカー「糞便中カルプロテクチン」が保険適用となりました。 今までは大学病院や研究施設でしか測定できませんでしたが、一般病院やクリニックでもカルプロテクチンを測定できるようにな […]

カルプロテクチン、ちょっと気をつけた方がいい3つのこと|潰瘍性大腸炎とカルプロテクチン

潰瘍性大腸炎の新たなバイオマーカーである「糞便中カルプロテクチン」が、2ヶ月前、2017年6月から保険適用となりました。 カルプロテクチン値測定は、大学病院や研究施設など特殊な施設でしか実施できませんでしたが、今後は一般 […]

大腸がん検便検査(便潜血検査)『陽性』を放置するリスクを計算してみた

診察で 「職場の健診でコレステロール高かったのですが、最近外食多くて」 「肝臓ひっかかったのは、お酒ですかね」 など話しながら持ってこられた健診結果を見せてもらうと、コレステロール値や肝機能の数値はさておき、 放置されて […]

大腸がん死亡率、大腸カメラをうけることで1/3にリスク低下|大腸カメラで大腸癌早期発見、大腸ポリープを切除することで大腸がんが予防できる

食生活、生活習慣の変化にともない、大腸がんが増えています。 死亡率が女性で1番多いがんが大腸がんとなっています。 男性では肺がん、胃がんについで3番目です。 高脂肪食、喫煙、アルコールなどが大腸がんのリスクを高めることが […]

大腸がんと家族歴の関係|第一度近親者(両親・子供・兄弟・姉妹)が大腸癌にかかっていると大腸がんリスクは一般人口の2倍。家族歴があれば若い年齢からスクリーニング検査

癌の予防的観点からは、 家族歴、生活習慣歴などが重要となります。 肺がんでは、家族歴はあまり重要ではありません。 例えば、父が肺がんに罹患しても、家系的に子供の肺がんリスクが高まるわけではありません。 肺がんであれば、タ […]

米国での大腸がん検診|USPSTF(US Preventive Services Task Force)米国予防医学専門委員会は50歳から75歳の内視鏡、便潜血検査によるスクリーニングを推奨

アメリカには、予防医学の専門委員会があり、どの年齢の人に、どのような検診がすすめられるかデーターに基づき推奨度を提示しています。 US Preventive Services Task Force国予防医学専門委員会、略 […]