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アメリカ医師、ライフスタイルと幸福度調査2019年|アルコール、運動、アメリカの医師に人気の車

前回ブログの続きです。

・アメリカ医師、ライフスタイルと幸福度調査2019年|幸福度、自尊心

・アメリカ医師、ライフスタイルと幸福度調査2019年|結婚生活、インターネット使用時間

医療情報専門サイトMedscape.comが毎年医師のライフスタイルついて調査をしています。 、 29の専門分野の医師15,000人からの調査です。 アルコール、運動、人気の車などについてです。

Medscape Physician Lifestyle & Happiness Report 2019 (Citaion: https://www.medscape.com/slideshow/2019-lifestyle-happiness-6011057)

■アメリカ医師が乗っている車ランキング

1位 トヨタ 2位 ホンダ 3位 BMW 4位 フォード 5位 レクサス 6位 ベンツ 7位 スバル

なんとトヨタをトップに、ホンダ、レクサス、スバルと7位以内に日本車メーカーが並んでいます。

アメリカでは日本車人気あるようですね。

リンカーン、キャデラック、ドッジなどのアメ車に乗っている人は少ないようです。

15年以上前になりますが、フロリダで行われた肝疾患カンファレンスに招待されて、C型肝炎治療のインターフェロンの分割投与について発表したことがあります。当時はインターフェロン治療全盛期でした。

カンファレンスの主催者がDr. Schiffでした。

Dr. Schiffは肝炎治療の研究分野で、世界的に有名な研究者で、自分の名前の付いた肝臓研究施設(Schiff Center for Liver Diseases at the University of Miami)を持っています。

肝臓病の教科書であるSchiff’s Diseases of the Liverの著者でもあります。ミーハーですが、Dr. Schiff直筆サイン本をいただきました。

ディスカッション後の親睦会で、何かの話題から、Dr. Schiffが日本の高級車に乗っているとの話になりました。

肝臓研究で世界の頂点に立つ成功者であるDr. Schiffは 「Lexus」に乗っていると

「Lexus」って何のことだろう思いながら親睦会が終わりました。

Dr. Schiffが乗って帰る車をみたら、なんとトヨタのスポーツカー「スープラ」でした。

当時日本にまだレクサスがなかった時なので、トヨタが作った高級車ブランドがレクサスとは知りませんでした。

■調査参加医師の専門分野

家庭医13%、小児科10%と非常に多いのが日本と異なるところです。私が専門とする消化器科は2%ほどです。循環器科も2%と少ないですね。

日本では消化器科、循環器科は最も多い専門科ですが、アメリカでは多くないようです。

■1週間にアルコールどれぐらいのむか

全く飲まない 21% 週1杯未満 26% 1-2杯 18% 3-4杯 15% 7杯以上 8%

これは本当に以外な結果です。 一番多いのがほとんど飲まない人(週1杯未満) 26%で、その次が全く飲まない人です。

週1杯程度のほとんど飲まない人、全く飲まない人が47%がほぼ半数。

毎日飲んでいる人が、たったの8%。12人に1人ほどです。

以前ヘリコバクターピロリ除菌に関する論文を書いた時に、患者さんの飲酒歴を調べたことがあります。

半数の人が毎日アルコールのんでいる結果でした。

■医師はどれくらい運動しているか

運動しない 11% 週1回未満 20% 週2-3回 34% 週4-5回 24% 毎日 11%

これは日本と同じですね。全く運動しない医師が11%もいます。全く運動しない人、ほとんどしない人を足すと31%にもなります。3人に1人運動ほとんどしていないですね。

医者の不養生は、日本、アメリカ似ている印象です。

■まとめ

アメリカの医師は余りアルコールのまないようですね。毎日飲む人がたったの8%でした。

アメリカで日本車が人気というのはイメージ通りですね。

 

アメリカ医師、ライフスタイルと幸福度調査2019年|結婚生活、インターネット使用時間

前回ブログの続きです。

・アメリカ医師、ライフスタイルと幸福度調査2019年|幸福度、自尊心

医療情報専門サイトMedscape.comが毎年医師のライフスタイルついて調査をしています。 、 29の専門分野の医師15,000人からの調査です。 調査結果はアメリカでの結果です。

幸福度、結婚生活、仕事でのネット使用時間についてです。

Medscape Physician Lifestyle & Happiness Report 2019 (Citaion: https://www.medscape.com/slideshow/2019-lifestyle-happiness-6011057)

■仕事以外でインターネットどれぐらい使うか

週、1-10時間が70%と圧倒的に多いのが特徴です。

11-20時間 23%

21-30時間 4%

31-40時間 1%

40時間以上 1% 

40時間以上はゲームでもしているのでしょうか。 私は仕事以外では週20時間ぐらいでしょうか。

■仕事でインターネットどれぐらい使うか

週、1-10時間が76%と圧倒的に多いですね。

11-20時間 14%

21-30時間 4%

31-40時間 2%

40時間以上 2% 

仕事で週10時間以下の医師が圧倒的に多いようです。

私はPubmedで検索含めインターネットを結構な時間使っています。40時間は使わないですが、30時間ぐらいは使っているのではないでしょうか。

この結果は意外でした。それほど、仕事でインターネット使っていないようです。

■結婚について

結婚している 81%

独身 7%

パートナーと暮らしている 4%

離婚している 6%

アメリカと言えば離婚訴訟、離婚というステレオタイプなイメージをもっているのですが、Divorcedは6%だけでした。

■結婚生活はハッピーか

非常によい 52% よい 32% まずまず 12% まずい 2% 非常にまずい 1%

よい、非常によいを足すと、84%とアメリカの医師の結婚生活はハッピーなようです。

■何科の医師が結婚生活ハッピーか

何科の医師が結婚生活ハッピーか、ランキングされています。

1位 耳鼻咽喉科 2位 形成外科 3位 泌尿器科

Self-esteem自尊心などの項目でも上位を占めた科と同じです。

形成外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科が上位独占しています。

そして私の専門とする消化器科は、29科中の22位。下から数えた方がはやいです。

最下位は精神科、その次に循環器科、麻酔科と続きます。

どうも日本と状況がことなるようです。

■まとめ

さすがアメリカ何でもデータ化してしまいますね。 結婚結婚生活までデータ化しています。

私の専門科、消化器科がハッピーな結婚生活科ランキングで、下のほうでした。

もっとも、この話はアメリカのはなしです。

アメリカ医師、ライフスタイルと幸福度調査2019年|幸福度、自尊心

医療情報専門サイトMedscape.comが毎年医師のライフスタイルついて調査をしています。 、 29の専門分野の医師15,000人からの調査です。 調査結果はアメリカでの結果です。

専門科別の幸福度、自尊心など結果がグラフ化されています。

www.medscape.comでデータを直接みることができます。

Medscape Physician Lifestyle & Happiness Report 2019 (Citaion: https://www.medscape.com/slideshow/2019-lifestyle-happiness-6011057)

■医者は仕事以外の生活はハッピーか

アンハッピーが17%

ハッピーが77%

どちらでもないが5%

一般人口との比較で、アメリカ医師のうつ、自殺が多いことが社会問題となっていますが、おおむねハッピーなようです。

■仕事以外でハッピーなのは何科の医師

1位リウマチ専門医師 2位耳鼻咽喉科医師 3位糖尿病専門医師

私の専門とする消化器専門医師は20位 29科中20位と下から数える方が早いですね。 あくまでもアメリカでのデータですが。

■医師は自身のことをどう評価しているか

Sefl-esteem、日本語にすると自己評価、自信、自尊心のことです。

男女で特に大きな差はなく

非常に高い 20%弱

高い 40%前後

普通 30-40%

低い 6-8%

非常に低い 1%

■自尊心が高いのは何科

1位形成外科 2位泌尿器科

そして私が専門とする消化器科は、堂々8位です。 手術、手技などがある科が上位に上がっている印象です。

■まとめ

さすがアメリカ何でもデータ化してしまいますね。 消化器専門医の仕事以外での幸福度がやや低いのが気になるところです。オンコールや緊急処置手術など時間が不規則なことに起因するのでしょうか。

この調査、医師の結婚生活、アルコール量、インターネット使用時間などの項目もありましたので、次回ブログで紹介いたします。

ホームページから問診票がダウンロードできるようになりました

ご自宅で問診票をご記入いただけるようにホームページから問診票をダウンロードできるようになりました。

よろしければご利用ください。

中島クリニック診療案内のページ下部からダウンロードできます。

・中島クリニック診療案内

 

中島クリニックブログ、RSSリーダー登録ボタン設定しました。ご活用ください

■効率的に医学情報を収集する方法

最新の医学情報を得るためには論文原著を読む必要があります。ほとんどの論文は英語で書かれていますので、いくら英語を読むことに慣れても、母国語である日本語に比べると読むのに時間がかかってしまいます。

医学知識、最新の情報を分かりやすくブログで紹介してくれている先生が多数いらっしゃいます。

私は小児科、内科、特に消化器領域の記事を書かれている先生のブログをいくつか定期的にフォローしています。

医師が書いているブログの多くは、週刊誌や新聞の吊り広告のような奇抜な内容はありませんが、自分のことばで、自分の臨床の場での経験が書かれていて、大変勉強になります。

■RSSとは

私もブログを15年続けています。日々の診療で患者さんにからの質問に答える内容を中心に書いています。

ブログは https://www.nakajima-clinic.com/category/blog/ に書かれていますが、その内容をRSS形式でも提供しています。

RSSとはReally Simple SyndicationやRich Site Summaryの略語でブログの更新情報、タイトル、日付、内容の要約を配信する形式のことです。

RSSをどう活用するかを説明いたします

■RSSリーダー

RSS リーダーとよばれるアプリが、スマホやパソコン用に作られています。

Feedlyという便利なRSSリーダーがあります。

ここに、日々チェックしているブログのRSSを登録しておきま。ブログが更新されると新着情報としてFeedlyがタイトル、日付、見出しを表示してくれます。

例えば10人のブログを読んでいるとすれば、10個のブログをそれぞれ開いて内容を確認する必要があります。

RSSリーダーに10人のブログを登録しておくと、自動的に10個のブログの情報を集めてきて、一つの画面にずらずらと並べて表示してくれます。

Feedlyで中島クリニックRSS情報を表示すると↓↓↓ こんな感じで記事が並びます。

短時間で複数のブログ情報を把握することができます。

■中島クリニック ブログ RSSリーダー登録用アイコン設定

以前から中島クリニックブログはRSSリーダーに対応していたのですが、手動で登録する必要がありました。

プログラムを設定、RSSリーダー登録用のアイコンをホームページに設定しました。

画面右上の赤丸でかこんだアンテナのようなマークです↓↓↓

画面右上にある、アンテナのようなマークをクリックしてRSSリーダーに簡単に登録できるようになりました。

是非ご活用ください。

■まとめ
・RSSリーダーを活用することで情報収集が爆速化

スマホ音声入力アプリに医学用語1万語を登録して使ってみた

音声入力技術の驚くべき急成長は、先日ブログで書いた通りです。
「新たな入力方法の試み。ブログをiPhoneの音声入力で書いてみた」

ちょっとしたメモ、レポートぐらいであれば、キーボードを打つより、音声入力の方が圧倒的に早く入力できるレベルにまでなっています。

iPhoneの音声入力(医学用語登録なし)

日常で使う用語、語法をサーバーに吸い上げてAiで解析、変換精度を高める音声入力ですので、
日常会話などには、驚くべき力を発揮します。
一方、日常用語で、ほぼ使うことのない医学用語が混ざると急激に変換効率が低下するのが難点です。

音声入力(医学用語登録なし)
「いい前庭部に上場時価性を認めた」
入力したかったのは
「胃前庭部に腸上皮化生を認めた」

音声入力
「医学部生腕にポリープ」
入力したかったのは
「胃角部小弯にポリープ」

iPhoneの音声入力、ブログを書く時に活用できると
期待したのですが、
専門用語が登録できないので、
iPhoneの音声入力でブログ入力は難しのが現状です。

iPhone音声入力の単語登録方法、医学用語登録してみた

音声入力時に、iPhoneの住所録(連絡先)をチェックしているので、住所録(連絡先)に登録した漢字は正しく変換されるとの情報を見つけました。

これは朗報!と、
早速、医学用語をiPhoneの住所録(連絡先)に登録してみました。

結果、残念ながらうまく医学用語が変換されません。

iPhoneの住所録(連絡先)に登録されている名前は正しく漢字変換されます。
なかじまとしお
と音声入力すると
中島、中嶋、仲嶋から中島
敏夫、俊雄、年男、利夫、利夫、、、から敏雄
を選び、中島敏雄と変換してくれます。

音声入力時に人名や固有名詞と認識したときに、住所録(連絡先)の漢字を引用するアルゴリズムになっているのでしょうか。

医学用語をiPhoneの住所録(連絡先)に登録という妙案、うまくいきませんでした。

専門用語が登録できる音声入力アプリ、音声認識mail

専門用語を登録しないことには、ここまで精度が高まっている音声入力でも、専門用語の所での誤変換率が高くて、修正の労力が多くなり活用できません。

 

3年ほど前に使ったことのある「音声認識メール クラウド」を思いだしました。このアプリは単語登録できます。
3年ほど前の話ですが、当時は音声認識率がさほど高くなく、すぐ使うのをやめてしまいました。

早速ダウンロードすると「音声認識mail」と名称がかわって、音声認識のクオリティーも格段に上がっています。

パソコンのATOKには、約1万語の医学用語を登録して使っています。これを、「音声認識mail」に登録することにしました。

作業手順
医学用語をATOKからエクスポート
エクスポートしたファイルをtext editorで少し加工
エクセルのCSV形式にして保存
CSVファイルをパソコンのiTunesを使ってiPhoneへ移動
音声認識mail設定からCSVファイルを読み込み

思ったよりスムーズに、登録完了!

医学辞書を登録した「音声認識mail」で入力

音声入力でブログを入力
貴社の記者は汽車で帰社する
上行結腸に直径5cmの病変
タケプロン1錠分1朝服用

ここまで無修正で完璧に音声入力。
上行結腸も登録してあるので、変換できます。

以前テレビに腸上皮化生を認めた
胃前庭部に腸上皮化生を認めた

いぜんていぶに、と言ったつもりですが
以前と1回目は認識
2回目は胃前庭部と認識しています。

まずまず、満足いく変換率ではないでしょうか。

まとめ、音声入力の精度が上がっても、専門用語の辞書登録なしには正確な変換は困難。仕事で使うためには専門用語の登録が必要

中島クリニック

新たな入力方法の試み。ブログをiPhoneの音声入力で書いてみた。

音声入力でブログを書いています。

診療での気づき、
患者さんに有用な情報、
ブログに書きたいことは日々たくさんあります。

ブログに書きたいことはあっても、
ブログを書くために、いろいろ調べて、それをパソコンへ入力するのに
結構時間かかります。

音声入力がそれを解決してくれそうな予感がします。
このブログはiPhoneの音声入力で大部分を入力、
それをパソコン上で誤変換修正、体裁を整えています。

iPhoneの音声入力精度がすごい

以前の音声入力は、
私の滑舌の影響かもしれませんが、文字の認識が弱く
同音異義語変換に弱く
誤変換が多く、実用レベルに達していませんでした。

iPhoneの音声入力がいつの間にか、素晴らしいレベルにまで到達しています。
iOS9ぐらいからでしょうか、急激に音声認識精度が向上しています。
日常会話やちょっとしたメモであれば、100%近く入力できてしまいます。

このブログの
この行までの内容であれば、
ほぼパーフェクトに変換してくれています。

普通の会話スピード、
早口、
ひそひそ声で入力しても
正しく認識してくれます。
技術の革新は想像以上のスピードです。

iPhoneと入力するのも音声なら一瞬です。
pをPと大文字で入力してくれます。

こんな変換も貫壁です。

貴社記者汽車帰社する

iPhoneの音声入力での医学用語の認識

医学的な内容を音声してみると

音声入力  条項結腸に直径5センチ
修正 上行結腸に直径5センチ

音声入力  タケプロン一定分1朝服用
修正 タケプロン1錠分1朝服用

葛根湯
これぐらい有名な漢方薬になると入力されます

音声入力 503
修正  五苓散
五苓散は503になってしまいます

音声入力 いい前庭部上場時価性を認めた
修正 胃前庭部腸上皮化生を認めた

腸上皮化生が、上場時価性?となっています

音声入力 医学部生腕にポリープ
修正 胃角部小弯にポリープ

医学部生腕
という感じです。

医学用語はまだまだ弱いようです。
これは音声認識の問題ではなく、
単に専門用語が登録されているかいないか
なので、専門用語をiOSへ登録する方法があれば解決するはずです。

日常会話の話し言葉には
ものすごい威力を発揮します。

まとめ

パソコンで打つより、
音声入力は3-5倍位早く入力できます。

日常雑感的な内容のブログには
iPhoneの音声入力、十分に使えるので
今後活用していきます。

課題としては、専門用語の変換です。
iPhoneの音声入力に医学用語を登録する方法があれば、よいのですが

中島クリニック

外科手術の腕に男女差はあるのか

長時間に及ぶ手術、術後管理での病院泊まり込みなど不規則な仕事のためか、外科における女性医師の割合は低いものです。
近隣、県立病院のホームページをみたら2割が女性医師、市民病院外科は1割ほどでした。

外科手術におてい、男性医師、女性医師で差があるのか

手術スキルの良し悪しを男性医師と女性医師で比較できるものだろうかという命題に取り組んだ研究報告が先日ありました。

(Citation: Satkunasivam R et al. Comparison of postoperative outcomes among patients treated by male and female surgeons: a population based matched cohort study. BMJ. 2017 Oct 10;359:j4366)

私が専門とする内視鏡での印象ですが、手技は、資質とそれを育てる環境(病院の研修システム)の二つに大きく依存します。個人的な意見ですが、男女差は関係ありません。

外科手術では男女差があるのでしょうか。
研究報告によると、外科手技の腕にほぼ差はなし、
おおむね女性医師の方が結果良好でした。

形成外科(plastic surgery)においては、男性医師にくらべ女性医師の方が良好な結果

男性医師と女性医師の手技差、統計学的手技を用いて検討しています。
2007年から2015年の8年間にカナダ、オンタリオで施行された執刀医の性別含め検討できる手術について検討しています。
25種類の手術分野に分けて調べています。
形成外科(plastic surgery)においては、女性医師の方が有意に良好な結果でした。
耳鼻科的外科処置は、男性医師の方がやや良好。
その他結果、ほとんどの手技は男女差ありませんでした。

外科手術後30日以内死亡率は女性医師の方が男性医師より低い

手術後30日以内死亡率を男性医師と女性医師にわけて比べています。
男性医師と比較して女性医師が執刀した場合は、死亡率が0.88(1が同じ、1より少なければ女性医師の方が低いことを示す)、12%ほど低い結果でした。

内科的な入院患者さんの経過を男性医師、女性医師で比較した検討がJAMAに報告されていましたが、その結果も助油性医師の方が男性医師が主治医よりも良好な結果でした。
(Comparison of Hospital Mortality and Readmission Rates for Medicare Patients Treated by Male vs Female Physicians. JAMA Intern Med. 2017 Feb 1;177(2):206-213)

参考記事
・入院患者さんの予後(死亡率、再入院率)が担当医師の性別で差|女性医師の方が男性医師よりも入院患者さんの予後がよい

内視鏡手技の話を最初に述べたように、手技に関しては、個人の資質+病院環境が大きく影響します。

統計的に、男性医師と女性医師の優劣をつけることに意味はありませんが、今回の検討で、ほとんどの手術で男性医師、女医医師の手術の腕に大きなさが見いだせなかったことに意義があると考えます。

まとめ
・外科手術の腕を比較検討した興味深い研究結果、ほとんどの手術で男性医師女性医師に差がありませんでした。
・形成外科においては女性が優位、耳鼻科手術においては男性が優位な結果でした。

参考記事
・主治医は40歳未満の若手医師がいいのか。担当医師の年齢が入院死亡率に影響|高齢医師より若手医師の方が入院死亡率が低い

PHSと携帯電話端末の医療機器への影響|病院内で携帯電話を使ってよいかどうか

明確な結論を出せずにもやもやとしていたものが解決しました。
病院内で携帯電話を使ってよいかどうかです。

『電波状況がよければ』と条件は付きますが、
ほとんどの場合、
携帯電話端末病院内で使っても問題ないと思われます。

理由は後ほど述べますね。

病院内で携帯電話を使ってよいかどうか問題を複雑ににしているのは
・携帯電話で医療機器が誤作動しないかどうか
・マナーの問題
この2点を切り分けできていないからでしょう。

待合室で患者さんの携帯電話が鳴り、携帯を取り出し話しだす。
これは見ていて気持ちのいいものではありません。

病院内で不要不急の携帯電話での通話は、マナー的には避けるべきでしょう。
マナー的に通話はダメでも、スマホの画面を静かに見るのはいいのか?などの疑問もでてきます。

マナー的な話は別として、院内の携帯電話の使用が、医療機器の誤作動を起こすのでしょうか?

1997年に「医用電気機器への電波の影響を防止するための携帯電話端末等の使用に関する指針」が策定されました。「病院内では原則携帯電話の電源を切るように」という指針のもと、病院で全面的に携帯電話の使用が禁止されることとなりました。

PHS(Personal Handyphone System)、いわゆるピッチは携帯電話に比べ電波が微弱なので医療機器に影響ないとされ、医療従事は携帯電話の代わりに、PHSを院内の連絡に使っています。

その後新指針が2014年に発表されました。
新指針では大幅に携帯電話使用が緩和されています。
「マナーに配慮しつつ、待合室、廊下などでは使用可とすることができる」
「診察室では携帯電話端末の使用は控える等の配慮がなされることが望ましい」
と急にゆるい内容となっています。

これからの話は、マナーの話ではなく、医療機器が誤作動を起こすか否かに焦点を絞っていきます。

心電図モニター、24時間ホルター心電図、人工呼吸器、シリンジポンプ、胎児心拍モニターなど、22種類の医療機器に対する、携帯電話端末、PHSの影響を調べた報告があります。

Citation:Takao H et al. Primary Salvage Survey of the Interference of Radiowaves Emitted by Smartphones on Medical Equipment. Health Physics: October 2016 – Volume 111p 381–392

ポイントとなる数値は
2cm
6cm
38cm
です。

電波が弱いPHSピッチも、至近距離では医療機器に影響がでることがわかりました。
だた、誤動作を起こすのは「6cm」以内です。
ペースメーカーを使っている患者さんがいても、PHSを患者さんの胸部に直接当てるなどしない限りは6cm以内に近づくことはありません。
PHSの院内での使用は問題ないといえます。

判断が難しいのは携帯電話端末です。
携帯電話端末の医療機器への影響は、電波状況によりかなり変動することがわかりました。

携帯電話は電波状況が悪いと基地局を探すために、非常に高出力の電波を出します。
逆に電波状況がよいと、非常に低出力です。
電話状況がよいところでは、PHSよりも低出力です。

PHSの出力は、電波状況に関係なく一定
携帯端末は、電波状況で、出力がかなり変動
します。

さまざまな出力で携帯電話端末の医療機器への影響を調べると、

携帯端末は

低出力時、2cmまで近づけないと誤動作せず
高出力時、逆に38cmでも誤動作
する結果でした。

低出力時、要するに携帯の電波状況がよい時は、2cmまで近づけないと誤動作せず、PHSよりも安全だったのです。

『電波状況がよければ』と条件は付きますが、
ほとんどの場合
携帯電話端末病院内で使っても問題ないといえます。

中島クリニックの電波状況、アンテナマーク5個全部点灯です。

写真はソフトバンクですが、ソフトバンク以外のキャリアーも確認しています。

ソフトバンク
ドコモ
au

ともに良好でした。

コーヒー 3部作+1|コーヒーはがん死亡リスクを高めない

コーヒーを全く飲まないよりも、適量飲む方が
脳卒中リスクや死亡リスクが下がることが
最近の研究で明らかになってきました。

コーヒー三部作

一部
コーヒーは1日何杯まで|カフェイン量にして400mg、コーヒー約4杯までが適量
二部
コーヒー摂取は死亡リスクを下げる|1日3-4杯のコーヒーが最も有効
三部
コーヒー摂取で脳卒中のリスクが低下|1日1杯のコーヒーで脳卒中リスクが軽減

コーヒー体によいことは分かったのですが、一点だけ心配なことがありました。
コーヒーを飲むことで「がん」が増えないかどうかです。

コーヒーはご存じのように、200度前後の高温で火をかけて、焙煎します。
火をかけることでさまざまな発癌物質が程度の差あれ発生します。炭水化物や脂肪が不完全燃焼したときに生じるベンゾピレンやアクリルアミドなどです。

(引用:国立がん研究センター多目的コホート研究JPHC)

国立がん研究センター多目的コホート研究JPHCの結果から、コーヒーは癌死亡リスクを「高めない」ことが明らかになりました。

安心して、コーヒーをたのしむことができます。