医療コラム

2023.05.24医療コラム

スポーツドリンクの取りすぎにご注意

今年も、異常気象のためか暑いですね。西宮市の仕事で健康開発センターへ昼間行くことがありました。
さすがに今日は自転車で健康開発センターにいくのはやめて車で行きました。

車の外気温計を見ると40.5度を示していました。アスファルトの上とは言え、気温が体温を遙かに超してしまっています。くれぐれも熱中症にお気をつけ下さい。
運動して汗をかいた時に何を飲まれますか?スポーツドリンクでしょうか。ジュースよりなんだか体に良い気がします。
汗をかいた体に必要なものは、水分、糖分、そしてナトリウム、カリウムなどのミネラルです。
確かにこれらが含まれているのがスポーツドリンクです。
ご注意下さい。スポーツドリンクにはジュース同様、多量の糖分が入っています。

スポーツドリンク500mlペットボトル1本に約30gの糖分が入っています。
コーヒーに入れるスティックシュガー1本が3gです。スティックシュガー10本分の糖分に相当します。
のどが渇いていて、スポーツドリンクをゴクゴクと1リットル飲めば、スティックシュガー20本分の糖分を一気に取ってしまうことになります。

体に良さそうな響きの「スポーツドリンク」ですが、取りすぎにご注意ください。糖分を取り過ぎてしまいます。

糖分過多の影響

世界保健機関(WHO)の最新の指針によると、食事以外で1日に摂取してもよい糖分は1日の総カロリーの5%程度が望ましいと発表しています。
平均的な成人の場合、25g程度となっており、500mlの炭酸飲料や100%ジュースを飲んでしまうと、1本で1日の必要摂取量を超えてしまいます。非常に厳しい数値だと思われますが、それだけ清涼飲料水には多くの糖分が含まれているのです。 糖分過多による人体の悪影響と言えば、まず肥満やメタボリックシンドロームになりやすいことがあげられます。
糖分はカロリーが高いため、摂取しすぎると余分なエネルギーが体に蓄積していきます。さらに、糖分の摂り過ぎは糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。
糖分は私たち人間の生命維持に欠かせないものではありますが、普段の食事から糖分を摂取しているので、食事以外の糖分はごくわずかでも問題ないのです。

水分補給はお水を飲もう

毎日三食しっかり食事をとっている方は、甘いものを飲んだり食べたりしなくても、糖分が不足することはまずありません。
逆に喉が渇いたり、普段の水分補給にスポーツドリンクや炭酸飲料などの清涼飲料水を飲んでいたりすると糖分の摂り過ぎになってしまいます。
水分補給にはできるだけお水を飲むようにし、1日の糖分摂取量をしっかり守るようにしましょう。
清涼飲料水には多くの糖分が含まれており、日常的に飲んでいると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。
これを機会に、普段の水分補給はお水を飲む習慣に変えてみてはいかがでしょうか。

中島クリニック

〒663-8003兵庫県西宮市上大市3丁目1-10

順番待ち予約状況


問診表


診療受付時間
09:00~11:00
16:00~19:00
内視鏡検査(要予約)
胃カメラ
大腸カメラ

アクセス

アクセス

阪急今津線
「甲東園駅」より
徒歩6

アクセス

専用駐車場
完備