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  • 経口骨粗鬆症薬で食道がんリスクが高くなる|ビスホスホネート製剤を長期服用している人は、胃カメラで食道チェック

    食道がんのリスクとして、悪名高いのは、お酒とタバコです。とくにアルコール度数が高いお酒。 ウオッカなどは直接食道粘膜を刺激、障害して食道がんの要因となります。要注意です。 お酒をのんで顔が赤くなる「フラッシャー」は食道がんハイリスク お酒を飲んだら顔が赤くなる人は要注意です。アルコールを飲むと脱水素酵素により、体内にアセトアルデヒドが蓄積します。アセトアルデヒドを分解する酵素であるアルデヒド脱水素酵素が強い弱いでお酒に強い弱いがきまります。アルデヒド脱水素酵素が弱い人は、アセトアルデヒドを分解する力が弱く、お酒をのむと動悸がしたり、顔があかくなったりします。 お酒を飲んで顔があかくなる人、「フラッシャー」は食道がんのリスクが高いことがわかっています。 ビスホスホネート系薬剤とは ビスホスホネート系薬剤は、骨を破壊する細胞(破骨細胞)の働きをおさえる薬です。骨は再生と破骨を繰り返してバランスをとっています、破骨を抑えて、骨をつよくする、骨粗鬆薬です。 骨粗鬆症の治療薬として有用な薬剤で、多くのかたが服用されています。毎日飲む製剤、週に1回の製剤、4週に1回の製剤などがあります。 ビスホスホネート系薬剤は服用方法が、他の薬と違い特徴的です。朝起きた時に(食事の前に)服用。コップ1杯ほど(約180ml)の多めの水で服用。薬が食道にのこらないように、薬を飲んだ後30分は横になないようにするひつようがあります。 服用方法が特殊であるため、十分な効果を得るためまた、副作用をおさえるために、正しい飲み方がひつようです。 経口ビスホスホネートには、ボナロン、ホサマック、ダイドロネル、ボノテオ、リカルボン、アクトネル、ベネット 特許が切れてジェネリック(後発品)としては、アレドロンサン錠(フォサマック、ボナロンのジェネリック)、リセドロン酸Na錠(アクトネル、ベネットのジェネリック)などがあります。 経口骨粗鬆症薬と食道がんの関係 骨粗鬆症薬と食道がん、全く関係なさそうなのですが、関連があることがわかってきています。 (Citation:Green J et al. Oral bisphosphonates and risk of cancer of oesophagus, stomach, and colorectum: case-control analysis within a UK primary care cohort.BMJ. 2010 Sep 1;341:c4444. doi: 10.1136/bmj.c4444.) 2010年にBMJに報告されたケースコントロール研究で大規模な症例数からの最初の報告です。 経口ビスホスホネート製剤を服用している人は、服用していない人と比べ1.30倍食道癌が多かったのです。(95%CI 1.02~1.66)。 食道、胃、大腸それぞれの癌と経口ビスホスホネート製剤の関連を調べても、食道癌だけが相対危険度増多、胃がん、大腸がんは駅強ありませんでした。 BMJに掲載された論文はカルテからデータを抽出しており、処方箋枚数での、食道がんリスクも調べています。 処方箋枚数 1-9枚 相対危険度 0.93 10枚以上 相対危険度 1.93 1処方箋あたりの処方期間はまちまちですが、1処方箋約1ヶ月とするとビスホスホネート系薬剤を1年以上服用で食道がんリスクが高まることになります。 さらに、経口ビスホスホネート製剤の服用している期間にも比例して相対リスクは高まっています。 1年未満の服用 相対危険度0.98 1年から3年 相対危険度1.12 3年以上 相対危険度2.24 経口骨粗鬆症薬(ビスホスホネート製剤)でなぜ食道癌が増えるのかメカニズムは不明ですが、同じ消化管である胃がん大腸がんは増えないことから考えると、食道へのビスホスホネートの直接刺が食道がんのリスクファクターとなっているようです。 ビスホスホネート製剤服用は、服用後30分の起座(横にならない)指導を遵守していくことが大切です。服用方法遵守とともに必要なことは、1年以上長期間経口ビスホスホネート服用中の方は胃カメラによる食道の定期的な検診です。 まとめ ・経口骨粗鬆症薬(ビスホスホネート製剤)食道がんのリスク高まる ・正しい服用、服用後少なくとも30分は横にならずに過ごすことの厳守 ・胃カメラでの定期的な検診(食道がんスクリーニング)

  • 【質問】毎日決まった時間に寝られません。10時に寝たり深夜1時過ぎに寝たり、私の寝る時間はバラバラです。

    おはようございます。中島クリニック院長の中島敏雄です。 【質問】 毎日決まった時間に寝られません。10時に寝たり深夜1時過ぎに寝たり、私の寝る時間はバラバラです。 【ワンポイントアドバイス】 寝る時間を気にしなくても大丈夫です。大切なのは、起きる時間を一定に保つことです。毎朝同じ時間に起きることを心がけると、自然と寝る時間も安定してきます。 週末も例外ではありません。週末に寝坊しないようにすることが重要です。週末だからといって長く寝ると、体内時計が狂い、平日のリズムも崩れてしまいます。週末にかためて寝る。寝だめはリズムを崩し逆効果です。週末も平日と同じ時間に起きるようにしましょう。「起きる時間を一定にする」シンプルですが効果的です。 私はスマホの目覚まし時計で毎朝起きています。そして、日曜日も同じ時間にセットしています。週末も寝坊せず、10年以上平日と同じ時間に起きるようにしています。この生活習慣のおかげで深い睡眠がとれて、毎朝さわやかなめざめを体感できています。ぜひ試してみてください。 今日も素敵な一日でありますように。中島クリニック(内科、消化器内科、胃カメラ、大腸カメラ) https://www.nakajima-clinic.com/

  • 超加工食品とは。日常でとりくめる食事の工夫。

    おはようございます。中島クリニック院長 中島敏雄です。超加工食品という言葉を聞いたことがありますでしょうか。超+加工+食品。なんどなくイメージがわくような、わかないような言葉ですね。 【質問】 超加工食品とは何ですか? 【答え】 超加工食品とは、糖分、塩分、脂肪を多く含む加工済みの食品のことです。 具体的には清涼飲料や炭酸飲料、ポテトチップスなどのスナック菓子、菓子パン、インスタント食品、ケーキ、クッキー、ドーナツ、ミートボール、チキンナゲットなどです。美味しいものばかりですね。 これらの食品は、硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物を付与して、工業的な過程で製造され、常温でも保存できる特徴があります。美味しくて便利な一方で、糖分や塩分が多く含まれています。食べ過ぎないように注意する必要があります。 日常生活でできる工夫としておやつをケーキやクッキーをヨーグルトや果物にかえてみる。お腹すいたときに食べる菓子パンやカップ麺などをおにぎりにする。食べるものや食べる量を少し変えるだけで、生活習慣病のリスクを軽減することができます。一度見直してみてはいかがでしょうか。 今日も素敵な一日でありますように。中島クリニック(内科、消化器内科、胃カメラ、大腸カメラ) https://www.nakajima-clinic.com/

  • 鼻からの胃カメラと口からの胃カメラの違い

    胃カメラを受ける際に、口から入れる方法と鼻から入れる方法のどちらが楽なのか悩んだことはありませんか?口から入れると気持ち悪くて吐き気を感じることが多い一方で、鼻から入れると痛みが心配ですよね。胃カメラにはこの2つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 この記事では、鼻から入れる胃カメラと口から入れる胃カメラの違いについて詳しく解説します。胃カメラを受ける予定がある方や医師から鼻から入れる方法を提案された方は、ぜひ参考にしてください。 胃カメラとは 胃カメラ、正式には上部消化管内視鏡検査は、食道、胃、十二指腸を観察するための検査です。口や鼻から細いカメラを挿入し、内部の状態を直接見られます。この検査は、胸焼けや腹痛、食欲不振、貧血などの原因を調べるために行われます。 検査の準備として、前日の夕食後から絶食しないといけません。水分摂取は水のみ可能です。検査当日は、のどや鼻の麻酔を行い、必要に応じて鎮静剤を使用します。検査は通常5〜10分程度で終了します。 検査後は、飲食の再開や運動について医師の指示に従ってください。組織を採取した場合は、激しい運動や刺激の強い食事を避けましょう。検査の結果は後日説明がありますが、異常が見つかった場合は、さらに詳しい検査や治療が行われることがあります。 鼻からの胃カメラとは 上部消化管内視鏡検査は、通常、口から内視鏡を挿入して行います。この方法では、内視鏡が舌の付け根を通るため、吐き気を感じることがあります。しかし、技術の進歩により、内視鏡が細くなり、鼻から挿入する方法も可能になりました。この方法では、内視鏡が舌の付け根を通らないため、吐き気を感じにくく、検査時の負担が軽減できます。 しかし、全ての人に適しているわけではありません。たとえば、鼻づまりがひどい方や、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の方は、この検査が難しい場合があります。鼻の粘膜が腫れていると、内視鏡が通りにくくなります。 また、鼻の構造がもともと曲がっている方も注意が必要です。鼻中隔湾曲症という状態で、鼻の中が狭くなっているため、内視鏡が通りにくく、痛みを感じることがあります。これは、内視鏡が鼻の中で動く際に、強く接触してしまうことが原因です。 鼻からの胃カメラの強み 検査による不快が少ない 検査中も会話ができる 心肺機能への負担が少ない 鎮静剤なしでも検査ができる 鼻からの胃カメラ検査は、吐き気が少なく、呼吸がしやすく、コミュニケーションも取りやすいというメリットがあります。直径が細いため画像は口からの胃カメラに劣ります。ただし、最近の経鼻内視鏡は画質や解像度が大幅に向上しており、口からの胃カメラと同等の画像が得られるようになりました。 検査による不快が少ない この方法の大きな利点は、検査中の不快感が少ないことです。内視鏡が細いため、喉の奥に触れることが少なく、吐き気や不快感が軽減されます。 検査中も会話ができる 鼻からの方法だとマウスピースの使用も必要がなく口が自由に使えるため、医師や看護師と会話しながら検査を進められます。もし痛みや不快感を感じた場合も、すぐに伝えられるため安心です。 心肺機能への負担が少ない 鼻から入れた場合、口で呼吸ができるため、検査中でも深呼吸ができリラックスできます。口から入れる場合は鼻でしか呼吸できないため、息苦しさを感じることがあるかもしれません。また、心拍数や血圧の変動が少ないため、心肺機能への負担も軽減できます。 鎮静剤なしでも検査ができる 鼻からの胃カメラは、鎮静剤で眠るのが怖い方に向いています。口からの胃カメラでは、吐き気などの不快感を軽減するために鎮静剤や麻酔を使用することがあります。それに対して鼻からの胃カメラは痛みや反射が少ないため、検査前に鼻腔に十分な麻酔を行うことで鎮静剤を使用せずに検査を行うことも可能です。 鎮静剤を使用しない場合には副作用の心配がなく、検査後にふらつきや注意力の低下といった影響もありません。鎮静剤を使用する場合、検査当日は自動車やバイクの運転が禁止になりますが、その必要がなく、検査後すぐに説明を受けて帰宅できる点も大きな強みです。ただし、鼻からの胃カメラでも鎮静剤の使用はできます。希望される場合はご相談ください。 口から胃カメラの強み 観察性能が高い 様々な処置が可能 短時間で終わる 経口内視鏡検査は直径が大きい分、操作性の良さ、高い観察性能と処置するための機能が備わっているため、病変の早期発見や治療に有効です。 観察性能が高い 通常より太めのスコープを使用するためカメラの性能が高く、鮮明な画質で内部を観察できます。病変をしっかりと捉えられ、より正確な診断が可能です。また、拡大機能がついているため、病変を拡大して観察ができ、良性か悪性かの判断がしやすくなります。 様々な処置が可能 口からの胃カメラでは、さまざまな処置が行えるのが特徴です。吸引口が大きいため、水などを効率よく吸い取れます。また、生検時に使用する道具を通す部分も広く、送水機能がついている機種もあります。これにより、病変の組織を採取する生検や、ポリープや早期胃がんの切除、出血があった場合の止血処置などが可能です。 短時間で終わる 検査を行う側にとって、器具の取り扱いが簡単で状態の観察がしやすいため、処置がスムーズに進みます。鼻から胃カメラをする場合より、検査が短時間で完了することがほとんどです。ただし、鎮静剤を使った場合には、検査後に一定の休息時間が必要になります。 鼻からの胃カメラと口からの胃カメラの違いのまとめ カメラの太さ 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 直径 8~9mm 5~6mm 検査にかかる時間 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 5~10分 10分~15分 会話 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 会話は出来ない 会話ができる 検査による苦痛 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 吐き気や痛み、息苦しさを感じる可能性がある 吐き気や痛みが少ない 注意点 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 鼻で呼吸する必要がある 鼻腔が狭いと通らない(女性は注意) 観察しやすい場所 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 上咽頭が観察できる 咽頭・喉頭が観察しやすい 上咽頭が観察できない 操作性 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 操作性がよい 口からのカメラに劣る 画像 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ カメラの性能が良く画質がきれい 拡大観察機能がある 口からのカメラに劣る (技術の進歩により同等のものが出てきた) 処置 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 生検、ポリープや早期胃がんの切除、 止血処置などが可能 止血処置などが可能生検は可能 ポリープやがんの切除などはできない 検査による合併症 口からの胃カメラ 鼻からの胃カメラ 生検、ポリープや早期胃がんの切除、止血処置などが可能 止血処置などが可能生検は可能ポリープやがんの切除などはできない 鼻からの胃カメラの検査時間 口からの胃カメラ検査 口からの胃カメラ検査は、通常5分程度で終わります。口からの検査は、カメラが太くて幅広いため短時間で詳細な検査が可能です。ただし、苦痛を伴うことが多いと言われています。 鼻からの胃カメラ検査 一方、鼻からの胃カメラ検査は、通常10分から15分程度かかります。これは、カメラが細くて柔らかいため、操作が難しく時間がかかることが理由です。また、鼻からのカメラは吸水口が小さいため、胃を洗浄する際の効率が低く、さらに時間がかかることがあります。 検査中に異常が見つかった場合、組織の一部を取って病理検査を行ったり、内視鏡で止血や切除などの治療を行うことがあります。これらの処置が必要な場合、鼻からの胃カメラ検査は検査時間がさらにかかるかもしれません。 前処置にかかる時間にも違いがあり、口からの内視鏡検査では、のどの麻酔が約2分で完了します。一方、鼻からの内視鏡検査では、鼻腔を広げる薬も使用するため、約5分必要です。 当院の胃カメラについて 口からのカメラに比べて経鼻かめらはカメラが細く えづきが少ないために圧倒的に楽です。 15年前に経鼻カメラが開発された当初はカメラが細いために口からのカメラに比べて画質が低いデメリットがありました。 しかし、その後技術の劇的な進歩により、経鼻カメラもハイビジョンの画質となり、現在では画質的に経鼻と経口同じレベルになりました。 最新の経鼻カメラは細くてえづきづらい、そして解像度が高い精密な検査ができるようになりました。当院で導入している経鼻カメラは大学病院や癌センターでも導入されているハイエンドの機械です。口からのカメラに比べえづきづらい、楽に検査を受けることができる経鼻カメラですが、検査に対する不安感は多かれ少なかれあるものです。 そこで当院では「意識下鎮静法」という方法をで検査を行っております。 鎮静剤を併用して検査することで、うとうとと昼寝をしているような状態で恐怖心をもつことなく検査をうけていただくことができます。鎮静剤の効果は個人差がありますので、昼寝のように寝てしまうかたから、少し眠気を感じる程度の型まであります。鎮静剤をもちいることで、検査に対する恐怖心がなくなり、楽に検査をうけていただけます。 当院では「経鼻カメラ」「意識下鎮静法」の両方を組み合わせることで、えづきや反射などの少なく楽な、そして検査に対する不安感もなく受けていただけるようにしています。 経験豊富な内視鏡専門医が施行する、楽で精密な検査をこころがけております。 胃カメラ関連動画

  • 胃カメラ検査後にコーヒーを飲んでも大丈夫ですか?

    おはようございます。中島クリニック院長 中島敏雄です。 ようやく過ごしやすい季節になってきましたね。 気候の変わり目、体調を崩しやすいのでお気を付けください。 胃カメラ検査後に「コーヒー」についてよく相談を受けます。 今日はコーヒーについて詳しくお答えします。 【質問】 胃カメラ検査後にコーヒーを飲んでも大丈夫ですか? 【答え】 はい、問題ありません。 ただし、検査の「前」にコーヒーを飲むと、胃の中が見えにくくなってしまうため控えてください。 検査「後」はコーヒーを飲んでも問題ありません。 コーヒーにはいろいろな健康効果があります。たとえば、1日に2杯ほどコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて糖尿病のリスクが低くなるとされています。また、1日2~3杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて死亡率が約15%低くなるという研究結果があります。 メリットだけでなくデメリットもあります。飲みすぎると、カフェインの影響で眠れなくなったり、動悸を感じることがある人もいます。コーヒー1日2-3杯が適量ですね。 カフェインが苦手な人は、カフェインレスコーヒーを選んでも良いでしょう。海外の研究によると、カフェインレスコーヒーにも体に良い効果があることがわかっています。 コーヒーのある生活をお楽しみください! 今日も素敵な一日でありますように。 中島クリニック(内科、消化器内科、胃カメラ、大腸カメラ) https://www.nakajima-clinic.com/

  • 高齢者の栄養状態がわかる簡単なアンケート| MNA-SF(Mini Nutritional Assessment-Short Form)簡易栄養状態評価表)

    高齢の方が健やかに過ごせているか 食事、排泄、入浴などADL(日常生活動作)が保てているか 確認するために、 体重が減っていないか、 食事をとれているか、 外に散歩にでかけたりしているか、など 診察では、日常生活のようすを問診します (おすすめ記事) ・肝硬変とサルコペニアの関係|サルコペニアって何だ。筋肉量低下による生活の質が低下 高齢者の栄養状態簡単な問診で分かるアンケートフォームがありますので紹介いたします。 MNA-SF(Mini Nutritional Assessment-Short Form)簡易栄養状態評価表)です。 6項目の点数を足して評価します。 14点満点で、高い方が栄養状態良好です。 12-14 ポイント 栄養状態良好 8-11 ポイント 低栄養のおそれあり 0-7 ポイント 低栄養 6項目は ・食事量 ・体重増減 ・日常の動作 ・ストレスの有無 ・精神、認知症の有無 ・BMI(身長と体重から計算する肥満度) からなります。 精神的ストレスの有無の項目は、漠然とした主観的なものではありますが、採血の必要なく、簡単に評価できるのがMNA-SF特徴です。 http://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch1-5/z3.pdf 上記アドレスから、日本語問診票がダウンロードできます。 英語版しかありませんが、iPhone用のアプリもあります。アップルストアで「MNA」で検索するとみつかります。 MNA-SF、是非ご活用ください。 採血が必要となりますが、アルブミン(ALB)やコレステロール(T-Cho)などの測定、コリンエステラーゼ(ChE)のような肝臓の蛋白合成能を示す数値などもチェックすると、非常によい栄養の指標となります。 MNA-SF(Mini Nutritional Assessment-Short Form)簡易栄養状態評価表) (Citation: http://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch1-5/z3.pdf) A 過去3 ヶ月間で食欲不振、消化器系の問題、咀嚼・嚥下困難などで食事量が減少しましたか? 0=著しい食事量の減少 1=中等度の食事量の減少 2 = 食事量の減少なし B 過去3 ヶ月間で体重の減少がありましたか? 0=3 kg 以上の減少 1=わからない 2 = 1~3 kg の減少 3 = 体重減少なし C 自力で歩けますか? 0=寝たきりまたは車椅子を常時使用 1=ベッドや車椅子を離れられるが、歩いて外出はできない 2=自由に歩いて外出できる D 過去3 ヶ月間で精神的ストレスや急性疾患を経験しましたか? 0=はい 2=いいえ E 神経・精神的問題の有無 0=強度認知症またはうつ状態 1=中程度の認知症 2=精神的問題なし F BMI 0=19 未満 1=19 以上、21 未満 2=21 以上、23 未満 3=23 以上 合計ポイント 12-14 ポイント 栄養状態良好 8-11 ポイント 低栄養のおそれあり 0-7 ポイント 低栄養

  • 逆流性食道炎に対するPPI(プロトンポンプ阻害薬)長期投与の影響|ビタミンB12、カルシウム、ビタミンDなどの 吸収障害はでるのか

    酸分泌を抑える薬開発の歴史 胃潰瘍、逆流性食道炎などの治療は胃酸を抑え、キズを治すことが治療の中心となります。その昔、昭和の時代は胃潰瘍、十二指腸の治療で手術をしていました。今では、H2ブロッカーやPPI(プロトンポンプ阻害薬)などの胃酸をしっかりと抑える薬が開発され、胃潰瘍、や十二指腸が治らず手術をすることは、まずありません。手術になるとすれば、潰瘍からの出血が止まらない、潰瘍が深くほれて穿孔(胃や十二指腸の壁に穴があく)などの緊急手術ぐらいです。 消化器、特に胃酸に関しての大きな転帰は1982年と1991年です。 H2ブロッカー(シメチジン)が開発されたのが1975年、 本邦で薬として使えるようになったのが1982年です。この時代私はまだ学生で医者になっていませんので、シメチジン(タガメット)が使えるようになった時の感動を残念ながら知りません。胃潰瘍が手術する病気であったのが、薬で治る病気になったのです。 PPI(プロトンポンプ阻害薬)がH2ブロッカー登場から約10年後1991年に使えるようになりました。 タガメット、ザンタック、ガスターなどのH2ブロッカーよりも、さらに強力にPPI(プロトンポンプ阻害薬)は酸を抑えてくれます。胃潰瘍、十二指腸潰瘍はもちろんのこと、胃酸分泌をしっかりと抑えるので逆流性食道炎にも非常によく効きます。 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎治療において、H2ブロッカー登場1982年とPPI(プロトンポンプ阻害薬)登場1991年が大きな転換点です。もうこれ以上の胃酸をしっかりと抑える薬の登場はないだろうと思われていたのですが2015年、P-CAB ボノプラザン (タケキャブ)が開発されました。タケプロン、ネキシウム、パリエット、オメプラールなどのPPIより、さらにしっかりと胃酸分泌を抑えるのがタケキャブの特徴です。 胃酸を抑えることによる、ミネラルの吸収障害 H2ブロッカーやPPIにより胃酸分泌をしっかり抑えることができるようになり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎は薬で治る病気になりました。 そんなにしっかりと、胃酸を抑えて体に影響はないのでしょうか? PPI服用で、クロストリジウム・ディフィシル(クロストリディオイデス・ディフィシル)感染症がおきやすくなる、PPIを服用していると衛生状況の悪い国へ旅行した際に下痢をしやすくなる報告があります。 栄養に関して、胃は微量金属の吸収に大事な臓器です。鉄やカルシウムは胃酸でイオン化修飾を受けることで小腸で吸収されます。胃酸を抑えることで、理論的には、鉄欠乏性貧血やビタミンD不足がおこりうります。 ネキシム(エソメプラゾール)を5年間服用して、ビタミンB12、ビタミンDなどのミネラルは低下するのか 逆流性食道炎にネキシム(エソメプラゾール)がどれくらい有効かを検討したLOTUS研究で5年間PPIを長期服用した際のデータの報告があります。 Citation: Lundell L et al. Long-term effect on symptoms and quality of life of maintenance therapy with esomeprazole 20 mg daily: a post hoc analysis of the LOTUS trial. Curr Med Res Opin. 2015 Jan;31(1):65-73) 胃酸分泌をおさえることで、理論的には鉄吸収不足やビタミン吸収不足が起こりうるのですが、LOTUS研究の結果からは、PPIを5年間服用しても、鉄、ビタミンB12、ビタミンDの低下はありませんでした。 ビタミン、ミネラルの低下はないようですが、留意する必要があるのは、ヘモグロビン(貧血の指数)がPPI内服前、1年後、3年後までは大きな変化はないのですが、5年目で少し低下しています。 難治性の逆流性食道炎などで、PPIを長期間服用する時には、時々、ヘモグロビン値(貧血の数値)、鉄、フェリチン(鉄の蓄えの指数)、ビタミンB12などは時々チェックが必要です。 もし、鉄、フェリチンなどの低下があれば、PPI休薬、もしくはH2阻害薬への変更を考慮する必要があります。さらに、PPIによる胃酸を抑えることでの鉄吸収低下以外の原因精査も大切です。大腸ポリープや大腸腫瘍などからの出血がないか、大腸カメラで確認しましょう。 まとめ ・PPI(プロトンポンプ阻害薬)長期服用のときは、貧血値(ヘモグロビン)、鉄、ビタミンD、ビタミンB12を時々チェックする

  • 大腸憩室炎に抗菌薬を「投与しない」という選択枝はあるのか

    大腸にポケット状に飛び出る憩室。 このポケット状にへっこんだところに細菌が付いて炎症を起こすのが大腸憩室炎です。 バイ菌が原因ですので、抗菌薬で治療するのが一般的です。 憩室炎は繰り返す 憩室炎は抗生物質で治っても、たびたび繰り返すため、そのたびに抗生物質を投与することとなります。 一度憩室炎を起こした人の2割から4割がまた起こすともいわれています。 たびたび抗生物質を使っていると耐性菌が出現する懸念もあります。だからと言って、原因が細菌なので抗生物質を投与せざるをえないのがジレンマではあります。 憩室炎に抗菌薬を投与しないとのきの予後 憩室炎を抗菌薬「投与」と抗生物質「投与しない」ランダムに振り分けた比較がオランダから報告されたので紹介いたします。 van Dijk ST et al. Long-Term Effects of Omitting Antibiotics in Uncomplicated Acute Diverticulitis. Am J Gastroenterol. 2018 Jul;113(7):1045-1052 対象は528例の、初発の憩室炎です。 CTで確定診断して、左側結腸の症例のみに限定しています。 治療後2年間フォローしています。 再発率は抗菌薬投与で14.9%、非投与で15.4%と有意差なし 合併症は抗菌薬投与で3.3%、非投与で4.8%と有意差なし S状結腸切除が必要となったのは抗菌薬投与で5.0%、非投与で9.0%と有意差なし 統計データ上は、初発の憩室炎の2年間フォローでは、抗菌薬「投与」と抗菌薬「投与しない」治療で差がありませんでした。 憩室炎に抗菌薬を投与しない選択枝はあるのか 統計学上は抗菌薬投与と非投与で合併症やS状結腸切除率に差はないと出ているのですが、 合併症は抗菌薬投与で3.3%、非投与で4.8% S状結腸切除が必要となったのは抗菌薬投与で5.0%、非投与で9.0% 統計学的に有意差はないものの抗菌薬投与でいずれも低い率で、この報告をもって、抗菌薬投与不要とは言いがたい印象です。 現状では抗菌薬投与が妥当な治療でしょうか。

  • 毎日パンを食べるほどパン好きです。こんなに食べていても大丈夫でしょうか?

    おはようございます。中島クリニック院長 中島敏雄です。 先日のLINEでパンが大好きな話をしたら、多くの方から美味しいパン屋さんを教えていただきました。ありがとうございます。週末に自転車で教えていただいたパン屋さん順番に行ってみます!パンについて相談がありました。 【質問】 毎日パンを食べるほどパン好きです。こんなに食べていても大丈夫でしょうか? 【答え】 はい。毎日パンを食べることは一般的には問題ありません。ただし、パンに含まれるグルテンが体質的にあわない人がいるので注意してください。グルテンは小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が絡み合ってできたものです。パンのもっちり感の成分でもあります。グルテンはパン以外にも多くの食べものに含まれています。パスタ、ラーメン、うどん、そうめん、カレーのルーなどです。体質的に合わない方がグルテンを含む食材をとると腹痛・腹満・下痢などをおこします。そのような経験のある方はパンの食べ過ぎには注意しましょう。それ以外の方は、全く気にする必要ありません。パン食楽しんでください。 今日も素敵な一日でありますように。 中島クリニック(内科、消化器内科、胃カメラ、大腸カメラ) https://www.nakajima-clinic.com/

  • 心不全患者さんは毎年のインフルエンザワクチン接種が効果的|死亡率を改善する効果あり

    インフルエンザワクチンには重症化予防効果がある 天然痘が天然痘ワクチンにより地球上から撲滅できたように、ワクチンによる予防は感染症に絶大な効果があります。 麻疹(はしか)風しん(三日ばしか)もワクチン接種で、予防できます。日本で風しんが散発的に発生していますが、ワクチンを受けていない30代が感染の中心です。 麻しん風しん混合ワクチンを2回接種して、十分な抗体をもっている人が感染することはありません。 毎年冬になると流行するインフルエンザ、流行が予想されるタイプに合わせたインフルエンザワクチンがあります。 インフルエンザワクチンは「接種すればインフルエンザにかからない」というものではありませんが、重症化予防の効果があります。 インフルエンザワクチンは病気に罹らなくするワクチンではなく、万が一罹っても、軽くすんだり、肺炎などこじらせてしまうことの予防です。 心不全患者さんはインフルエンザワクチン接種が効果的 心不全の治療方法を検討したPARADIGM-HF (Prospective Comparison of ARNI with ACEI to Determine Impact on Global Mortality and Morbidity in Heart Failure) にエントリーした患者さんのインフルエンザ予防接種と死亡率を検討した結果が2016年発表されました。 8,099人がPARADIGM-HF検討に参加、そのうち2割がインフルエンザワクチンを受けていました。1,769人 (21%)。 (Citation: Vardeny O et al. Influenza Vaccination in Patients With Chronic Heart Failure: The PARADIGM-HF Trial. ACC Heart Fail. 2016 Feb;4(2):152-158) インフルエンザワクチンを受けている患者さん受けていない患者さん比較したとき、ハザード比で0.81( 95% confidence interval: 0.67 to 0.97)とワクチンを受けている方が遙かに死亡率が低い結果でした。 若くて普段健康であれば、インフルエンザしんどい病気ですが、発熱、咳などの症状で回復します。しかし、心不全状態であれば、インフルエンザに罹ることで心不全の悪化、さらには命に関わる事態になるのです。 心不全患者さんはインフルエンザワクチンを毎年接種することで心不全による死亡率をさげることができる 先日、デンマークから13万人(n=134,048)の心不全患者さんにおける、インフルエンザワクチンの効果を検討した結果がCirculation誌に報告されました。 (Citation: Modin D et al. Influenza Vaccine in Heart Failure: Cumulative Number of Vaccinations, Frequency, Timing, and Survival: A Danish Nationwide Cohort Study. published10 Dec 2018 Circulation) 上記PARADIGM-HFの結果と同じく、インフルエンザワクチンを受けることで死亡率が格段に下がっています。 死亡の原因を細かく分けて見てみると、心不全による死亡もインフルエンザワクチンを受けることで減っています。 さらに注目するべきは、インフルエンザワクチンを時々受けている患者さんより、毎年受けている患者さんの方が、遙かに死亡リスクが低くなっています。 心不全患者さんは、毎年のインフルエンザワクチン接種が効果的です。 西宮市中島クリニックのインフルエンザ予防接種対象者の方針 中島クリニックでは、持病をもっている方を中心に予防接種をするかどうか診察の時に相談しています。若い元気な人はワクチン接種不要というわけではなく、優先的に接種するべきは、持病を持っている方や65歳以上の高齢者と考えております。 具体的には、重症化や肺炎などの合併症を引き起こす可能性の高い方として 65歳以上の高齢者 肺の病気をもっている方(肺気腫、気管支喘息、非定型抗酸菌症) 心臓の病気をもっている方(心筋梗塞、狭心症、うっ血性心不全など) 腎臓の病気をもっている方(慢性腎不全、透析中の方) 代謝疾患をもっている方(糖尿病) まとめ 心臓の病気を持っているかた(特に心不全の患者さん)はインフルエンザ予防接種が効果的です。毎年のインフルエンザワクチン接種をおすすめします。

  • 下剤ソムリエ第1弾、大腸内視鏡検査前、下剤(腸管洗浄液)味比べ|マグコロール、モビプレップ、ニフレック

    胃カメラ検査の時は、朝食事を抜くだけで胃の中は空っぽになりますので、検査前に別段準備は必要ありません。 一方、大腸カメラ検査の時は、食事を抜いても便が大腸の中にたまるので、2L程の下剤(腸管洗浄液)を飲んで、腸内を洗い流すようにして洗浄する必要があります。 正確な大腸検査のために前処置下剤(腸管洗浄液)が必要 正確な大腸検査のためには、残便をなくして大腸の中をきれいにする事が非常に大切であり、下剤(腸管洗浄液)を飲むことは避けられないことです。とは言え、2Lも飲む必要があるので少しでも味のよいもの、飲みやす方が良いのは当然です。 腸管洗浄液の味を比較 そこで、腸管洗浄液の味を比べてみました。 封を切った時の香り マグコロールPは美味しそうなレモンのような香りがします。 飲む前の香りのよさマグコロールP>モビプレップ=ニフレック 味 Bはほどよい甘さで、一番飲みやすい。 味はマグコロールP>モビプレップ>ニフレック 内服量 モビプレップは下剤1Lからと他と比べ少量で効果が出るのが特徴です。便秘が強い方は1.5L~2.0L必要となることがあります。マグコロールPは1.8L、ニフレックは2Lです。 服用量の少なさはモビプレップ>マグコロールP>ニフレック 味がいちばん良いのは、マグコロール、服用量が少なくてすむのはモビプレップです。中島クリニックでは一番味が良く飲みやすいマグコロールPを中心に検査しております。便秘が強い方には腸を洗う力の強いモビプレップを使っております。飲みづらく、服用量の多い、ニフレックは使っておりません。 まとめ 一番味が良く飲みやすいマグコロールPを中心に検査しております。便秘が強い方には腸を洗う力のつよいモビプレップを使っております。味をとるならマグコロールP、洗腸力ではモビプレップです。

  • 糖尿病HbA1cは季節変動する。一番血糖が上がるのは2月3月|寒い冬こそ健康のために家にこもらず出かけよう

    病気には季節の影響をうけるものがあります。血圧値はその最たるものです。 暑い夏は、脱水傾向もあり血圧は冬に比べて低めになる傾向があります。一年中同じ量の薬を飲むわけでなく、夏に血圧の薬が減量出来る方もあります。 血圧値ほど知られていないのですが、糖尿病の治療指標であるHbA1cも季節により変動することが分かってきました。 ■糖尿病の治療指標であるHbA1cには季節変動あり 東京女子医大病院からの報告が有名で2511人のHbA1cを月ごとに平均したら、非常にきれいなS字カーブを描いています。 (Sakura H et al. Seasonal fluctuations of glycated hemoglobin levels in Japanese diabetic patients. Diabetes Res Clin Pract. 2010 Apr;88(1):65-70) 1年の内でHbA1cが高くなるのは2月3月の寒い時期、良くなる(低下する)のは7月8月9月の暑い時期です。 HbA1cが高くなる冬と下がる夏を比べると、0.2%から0.3%程上下しています。 寒くなると、外出する機会が極端に減り糖尿病コントロールが悪くなる。如実に季節の影響を受けています。 お正月明け糖尿病が悪くなる方多く、 「いやあ今年はおもち食べ過ぎたので、血糖あがっちゃいました」という会話をすることが多いのですが、これよく考えてみると食事内容の影響だけではなさそうです。 普段と違う食生活の変化が糖尿病悪化の原因であれば、お正月明けだけでなく、お盆明けの8月9月の採血でもHbA1cが上がるはずです。お盆明けの8月9月は上がるどころか、逆に下がっています。 と考えると、夏と冬でことなるのは、寒さによる活動量の違いでしょうか。 日本のみならず、海外でもHbA1cに季節変動あり ポルトガルから糖尿病治療指標であるHbA1cの季節変動の報告がありました。 ポルトガル行ったことないのですが、いやポルトガルだけでなくヨーロッパ行ったことないので気候想像つかないのですが。 地球の歩き方によると、東京+5度ぐらいのイメージですね。 (Citation: https://www.arukikata.co.jp/weather/ ) なんと季節変動は日本と同じ、2月が一番悪く(高く)、8月9月が良く(低く)なります。 (Citation: Pereira MT et al. Seasonal variation of haemoglobin A1c in a Portuguese adult population.Arch Endocrinol Metab. 2015 Jun;59(3):231-5.) 国、気候が異なっても気温の影響を非常にうけるということですね。 まとめ お正月明けに糖尿病の患者さんのHbA1cが上がるのは年末年始の食生活の変化が原因と思っておりましたが、季節変動のグラフをじっくりと眺めてみると食生活の変化よりも運動量の変化を受けている印象です。 寒くなる冬は外出がおっくうになり、家で過ごす時間が増えてしまいます。寒い時期こそ運動ですね。

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